カウンセラーした時に意識していたのは 「代替可能な自分であること」 でした。
なぜなら、自分がいなくなる日が来るかもしれないし、
究極の目標は相手がもうカウンセリングという機能を必要としなくなることだったからです。
自分が“いなくてもいい存在”になることが、むしろ成功だったんです。
でも——
今の女性風俗の仕事には、明確なゴールがありません。
「もう来なくても大丈夫ですね」なんて言うことはありません。
ただ純粋にお客様に楽しんでいただくこと、
そして会う時間を重ねるほど「また会いたい」と思ってもらえることが求められます。
この “役割のちがい” が、正直まだうまく飲み込めていません。
消えていい存在 でいた頃の自分と、
ここにいてほしい存在 を求められる今の自分との間で、
戸惑いがまだまだ続いているのかもしれません。