おはようございます、正英です。
唐突にお伺いしますが、身近な人の死に心を痛めていませんか?
今日はそんな人にとって救いになるかもしれない、科学の話を素人解釈でお届けいたします。
科学のブームは今だと量子物理学ですよね、検索したらありとあらゆる動画が出ます。
全ての現象は量子物理学で説明できるかもしれない。でもね、男子はともかく女子にとって、
全てが説明できたらなんやねん、今わたしの目の前に何の関係あるんやーって言いたくなると思うのです。
20年前に僕が救われた科学、それは分子生物学のお話でした。
爆笑問題のNHKの番組で青山学院大学の先生にインタビューをしていました。
当時、僕は親友が死んでなぜ僕ではなく親友だったのか分からなかった。
どこに行ってしまったのか? なんて哲学や宗教にハマリそうなときでした。
ざっくりと説明します。
僕たち人間が自動車みたいな機械だとしたら、
食物とはガソリンのようだと思いませんか? 多くがエネルギーになりゴミくずがうんちやおしっことして排出する。そんな理解です。
先生は、それは真実ではないとおっしゃるんです。
一部が合っているだけだと、本当は多くが自動車でいう部品になり身体の一部になっていると。
つまり食物は消化によって形を変えて人間の目になり、歯になり血液や唾液になっているのです。
そして、古くなった部品が排泄物になり、今食べた食物は一部に過ぎない。
感覚でもわかります、今食べた食品はクサくないですよね?
あれ、食べ物ではなく身体を構成していた古い分子なんですと。
つまり、分子は形を変えて何にでもなっていく。
食物が身体になるように、死んだ人間を構成していた分子も亡くなることはなく
違う物質になって生きていく。分子自体は無くならないものだからです。
そのとき思ったのです、死んだ友人の形は消えたけれども、
構成していた分子は焼かれて煙になってもこの世の中に存在しているのだと。
そうなんです、大好きな人を構成した分子は今目の前のペットの一部になっている可能性もあるし、
大好きなアイドル、芸能人の一部になっているのかもしれない。
自分の分子もそう、排泄物になり川に流され魚の口に入り、それが誰かの食物になり、
その人を構成する分子になっているのかもしれないのです。
衝撃でした。そのころ流行っていた「千の風になって」は本当に起こっているのです。
大好きな祖父母、今はいないかもしれません。僕も4人ともこの世にいません。
でもね、彼らを構成していた分子は今もこの世に現存して何者かを構成しているのです。
キスや性感は体液の交換です、
君の分子は僕の身体をしばらく構成するのです。
また逆もしかり(^^♪
素敵なおはなしだと思いませんか?
いい午後を♪まさひで