スマホの画面に映る、【予約】の文字
押したら何かが変わってしまいそうで、指先がほんの少し震える
こんなことで寂しさをごまかしていいの?
欲望に負けたようで、なんだか情けない?
でも、それって本当に「間違い」なんでしょうか?
少し想像してみて
部屋のドアを開けたときに待っていたのは、欲望じゃない
貴女の心に、ちゃんと触れようとする、静かで、温かいまなざし
何も言わず、そっと髪に触れられた瞬間、「ああ、私、こんな風に扱われたかったんだ」って、身体が先に、思い出してしまう
やわらかな指先が、貴女の首筋をなぞり、背中に回った手が、ゆっくりと抱きしめてくれる
触れるたびに、貴女の奥で眠っていた「女」が、少しずつ、目を覚ましていく
触れられたい
甘い声で名前を呼ばれたい
心も、身体も、とろけるくらいに愛されたい
そんな気持ちがこぼれても、いいんだよ
それは弱さじゃなくて、生きてる証
女としての貴女が、ちゃんと息をしている証
もし今、迷っているのなら
その震える指先ごと、受け止めてくれる誰かがいるとしたら
その先にあるのは、
「堕ちる」快感じゃなくて、
「還る」安心感
僕はそんな貴女の揺れる気持ちを大きな手で受け止めたい🐰🌿
