【全ての貴女に捧げます】
不思議だよね。
初めて会った日のことを思い出すたびに、「あの瞬間のために全部の時間があったのかもしれない」って思う。
言葉を交わすよりも先に、心がふっとほどけていくような感覚。
どんなに長い一日でも、その瞬間だけは時計の針が止まってくれる。
どんな強がりも、どんな笑顔の裏も、ちゃんと伝わっている。
触れた手の温度で、今日の心の色がわかる。
だから無理に頑張らなくていい。
ここでは何も演じなくていい。
会えば会うほど、言葉はいらなくなる。
ただ静かに呼吸が重なって、心が落ち着いていく。
そんな時間が続いてほしいと願いながら、
「またね」と言う瞬間が一番苦手になる。
でも約束するよ。
生まれ変わっても、きっとすぐに逢いに行く。
どんな姿でも、どんな場所でも、
貴女が少しでも寂しいときには、気づかないくらいの距離でそっと寄り添うから。
今日もありがとう。
貴女がここにいてくれることが、
僕の心をやさしく灯してくれている。










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































