上を向いてみると…そこには裸の貴女がうつっている……
私の手が…貴女のももや腰…腕などに…触れるか触れないか位の距離で…ゆっくりと動いている…
触って欲しいところには…触ってくれない…
そんな時間がどのくらい続いているのか……
もう時間もわからない…
だだ……ぞわぞわとする感覚と……焦ったい感覚が…永遠と繰り返される……
言葉は……最小限に…
ひたすら感覚だけが…研ぎ澄まされていく……
私
『そろそろ…触ってもいい?』
頷く貴女……
指先は…肩から首筋へ……
そして……下へと降りていく……
胸には…触れないで……そのまま…おなか…おへそを過ぎて……止まってしまう………
私
『もう…むり?』
声にならない声が返ってくる…
脚を広げ……ゆっくり……ゆっくり……近づく私の中指………
でも……
ゆっくりと引き返す………私の中指…
また…耳まで戻り…そして……下まで下がってくる…
首…
鎖骨…
今度は……少しだけ胸の先端に…触れる……
そして…おなかから…おへそ……下に下がっていく……
そして……
無言で………触れる……
中指で……
ゆっくりと……
右に回しながら……
指のつぎは……