日記に残した音が
窓辺の陽射しと重なる
最初に書いた文字が
風の色に染まる
花を置いた机の片隅で
道端の夢を思い出す
夜景が写る空の向こう
白い月が溶けていく
遠くに浮かぶ落葉の坂道
足跡の軌跡が光っている
影を踏む靴底に
雨上がりの季節を乗せて
改札を抜ける風の匂い
小屋の扉をそっと押す
空と雲の隙間に
白い羽が輝いて
鼓動に閉じ込めた願いが
霧の雨に蒸発する
枯れ葉舞うビルの窓に
トンネルの宇宙が映り込む
空白の文字の続き
鏡の奥で揺れている
歩いたページの距離が
物語の線を描く
月明かりの昼間の道
時計の針が輪郭を落とす























































































































































































































