引き止めたのは
幻じゃなく
銀に込めた温度
霧に隠れないで
音が鳴らなくても
鍵盤の響きが
言葉の奥で鳴っていた
鏡に映る空は
あのままの季節で
魔法で溢れた秘密は
冬の風に溶けていく
夢を語る横顔
甘い言葉に宿る沈黙が
体温の目盛りを
確かめる
思い出の線が消える
鉛筆でなぞって
心が満ちる速度を
描いていく
誓いの刻印は
幸せの種を撒く
後ろ髪の香りが流れて
振子を揺らす
再会の腕時計
優しく滑り落ちて
手首の竜頭を巻きなおす
衛星から見おろす
ベンチの前の湖
誓いの場所が
心の中に沈んでいく
夜が明けるまで
このまま
消えないで





















































































































































































































