パズルの欠片を
壁際のテーブルに並べた
消えたはずのピースが
ポケットの片隅で音を立てる
停留所で重なる影が
街灯の下で揺れていく
蝶が音で舞うように
風が静かに頷いていた
金色の温もりでも
ダイヤの冷たさでもなく
岐路で触れた人の数だけ
瞼に浮かぶ灯りが増えていく
深く落ちる呼吸の中で
花びらがひらひらと舞って
守れなかった体裁が
鏡の中でひび割れている
硝子の傷から生まれた歌が
地平線の街を照らす
稲穂が頭を垂れるように
夕暮れの風へ身を預けて
掴めなかった日の影も
絹に触れる手に支えられていた
超えられない壁の裏側に
願いの欠片が眠っているなら
霧色の未来に怯えた手も
もう少しだけ前に伸ばせる気がした
踏みしめた草に足を取られた記憶が
土の匂いに沈んでいく
変わらない空も
変わっていく景色も
夜明け前の空に線を描いて
静かに光っていた
金色の故郷へ向かう道で
暮れる刹那を抱きしめながら
乾いた心を満たすため
靴紐を結んで歩いていく
音が足を止める日には
落ち葉の椅子に腰を下ろして
追い求める日々も
満ちすぎた微笑みも
すべて受け止めるように
風の旅路で目を閉じている

















































































































































































































