世の中には、さまざまな人生があります。
たとえば、DVによって結婚生活に終止符を打ち、約束の養育費も反故にされ、十分な経済的支援も得られないまま子どもを育てていかなければならない女性。
親や家族の事業の失敗を背負い、思いがけない経済的困難に直面したひと。
あるいは、誰にも頼らず、将来の夢や希望を自分の力で実現するために、この世界で働くことを選んだ人。
これまで、人の生き方や悩みに向き合ってきたなかで、人生には、外から見ただけでは簡単に分からない事情があることを感じています。
人は、ときに自分の望まない境遇に置かれます。
それでも、生きていかねばならない。
大切なのは、何を受け止め、何を背負い、
どんな希望をもって今を生きようとしているのか。
風俗という世界もまた、決して社会の外側にあるのでは、ない。
私たち自身の見えない内面が現れる社会の一部なのだと思います。
そこには、普段は見えにくい、生きるための切実な思いが映し出されている。
だからこそ、この仕事に携わる以上、目の前の一人ひとりの人生を大切にする。
茶道にある「一期一会(いちごいちえ)」の精神です。
身分や立場は関係ない。
どんな人生を歩んできたひとにも、
気兼ねなく、気をつかわずに、心から笑いあえる、甘い時間があっていい。
そんな思いを胸に、この世界への一歩を踏み出しました。
哲朗



























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































