苦手な季節でも、その季節にしかないものがある。梅雨には紫陽花があって、雨上がりの空気の匂いがあって、雨音を聞きながら家で過ごす時間がある。夏が苦手な人にも、夕立のあとの涼しさや、冷たいものがいちばんおいしい瞬間がある。
季節そのものを好きになる必要はない。ただ、その季節の中に、ひとつでも好きなものを見つけておく。そうすると、苦手な時期も少しだけやり過ごしやすくなる。全部を好きにならなくていい、一部分だけ好きなところがあればいい。
これは季節だけの話じゃない気がする。苦手な場所、苦手な時間、苦手な状況。そのどこかに、小さな楽しみをひとつ見つけておく。それがあるだけで、しんどい時間の手触りが変わる。紫陽花が好きだから梅雨も悪くない、というその感覚を、いろんなところに持っていけたらいい 🍃

















































































































































































































