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写メ日記

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実樹の投稿

第57回『実樹の禁断賞状💮』

10/12 21:53 更新

第57回『実樹の禁断賞状💮』

2025年10月12日。

 

まだ動悸が激しい。

 

アニメと映画を待ちきれずに注文した『ハイキュー!!』全巻セットが届いた。

動悸が激しくなったのはこれだけじゃない。

同じ日に僕が人生で初めて女性の裸を見た雑誌を、古本屋で見つけてしまったのだ。

 

アメリカンだった父さんは大型バイクのハーレーダビッドソンを乗り回していた。

そんな父さんが集めていた「VIBES(バイブス)」というハーレー専門誌。

表紙をセクシー女優さんがバイクに跨ったグラビアで飾っていて、袋とじを開けると……フルヌードだった。

もう全部見れる、全部出てる。

 

その雑誌の袋とじで初めて女性の裸を見た時、僕はびっくりした。

女性なのに股が黒い。

僕は勝手に、男性にしか生えないと思っていた。

大人の男にしか生えないと思っていた「陰毛」が……女性にも生えている。

衝撃だった。

性衝動のイナズマ(Vライン)。

あのズマズマズマズッマイナズマを走らせたあの雑誌が、目の前にある……。

 

でも今日はハイキューが届いた日。

僕の中でハイキューって、久しぶりに胸に吹いた爽やかな青春の風で、それをあの思い出で汚すのに躊躇した。

女風セラピストという煩悩の垢まみれの心身を、少しずつ浄化させていこうとしているところだ。

 

「思い出なんかいらん」

 

稲荷崎高校のスローガンがこだまする。

忘れよう……なるべく見ないようにして、目を瞑って古本屋を出ようとした時、瞼の裏にあの文字が浮かんだ。

 

「繋げ」

 

音駒のスローガン。

背中の後ろで黒尾さんが腕を組んで笑っている気がする。

 

回れ右をした。雑誌を手に取る。

父さんの部屋に忍び込んでは、押し入れに潜り、気が狂ったように数年分のアーカイブの袋とじを切り取っていたあの頃を思い出した。

汗だくになって袋とじを切り続けたあの日。

ケロケロケロッピーのカバンにパンッパンに詰め込み続けたフルヌードは、桃のようにどんぶらこと川に流れることになるのだけど……。

 

しなった表紙の手触りは、確かにあの時、自分の頭を支配していた性衝動を思わせるものだった。

 

そして、それは僕にとっては幼い頃の美しい世界でした。

 

「VIBES」今あるんかな?と思ってググったら、僕が知らないだけで、バイブスはずーっとハーレーを特集していたし、ずーっと表紙はバイクに跨ったセクシー女優さんのグラビアのようだった。

 

最新号のキャッチコピーは「馬鹿であれ STAY GOLD」だった。

自分の行動を見透かされたようで、それはちょっと嫌だった。

ホモソーシャルのカルチャーのど真ん中に感銘を受けるのは屈辱だけど、古本屋で出逢った昔のバイブスは、この僕にとって正に[輝き続けているモノ]だった。

 

黒尾さんに背中を押されて買ったこの古いバイブス。

なんと袋とじが空いていない。

僕はこのまま袋とじを閉じたままにしておこうと思う。

実家のバイブスの袋とじは全て開いているどころか切り取られている。

もちろん全部見た。

模写したこともある。

 

だから僕はこの袋とじの中身を知っている。

でも、この袋とじの中身は永遠に知ることのできないものかもしれないとも理解している。

 

幼い頃の僕は、女性の股に毛が生えているだけでびっくりしていたけど、「そんなの序の口だよ」と教えてあげたい。

 

いや、それだとビビっちゃうか。

 

青春と性春が重なったこの日は、ホイップクリームとカスタードクリームが入ったダブルシュークリームみたいだなと思った。

 

まだ胃もたれしています。

 

バイブス、今度キャスで見せるね。

 

[X]

@miki_mantendo

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第56回『実樹の禁断賞状💮』

10/11 10:44 更新

第56回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年10月10日。

先走って衣替えしていた秋服がようやく活きるようになりました👔🍁

 

夜は寒いくらいです🥶

皆さん、体調お気をつけて🙏

 

久しぶりにこの挨拶を!

 

平日お仕事だった皆さま、1週間お疲れさまでした〜💮✨

しごとの「し」どころか「ご」の濁点まで全部忘れて、ゆっくり休まれてください〜🫠

秋は美味しいものもたくさんあって、面白いことも実ってるよ🍎

 

週末もお仕事の皆さま、静かな殺意で目の前を駆逐してください🔪🩸

心配なんて何もいらないから、いざとなったら全て葬れば大丈夫なんだから👻

堂々と秋風を切って、街を歩いてください🚶‍♀️🎶

 

さて、皆さん。

女風のSNSといえば基本はXになりますが、センセーショナルな話題が続いているように思えます。

 

僕は「女風ってどんなところだろう…」と気になった方が、まずは大手Hのイケメンセラピストに、次に大手Mの気が狂ったようなお店からのセラピスト紹介文に辿り着いてほしいところですが、もしかしたら暗い・危険な部分に初めに触れてしまって、利用する気をなくされてしまうような――そんな方がいるかもしれません。

 

どことなく、リテラシーがイカす方が利用を控えるような風潮になっているのが気になります。

 

僕の思う“リテラシーがイカす方”というのは、気が落ち込んだ時に「インターネッツに溢れる当たり障りない優しいポエム」に癒されるのではなく、

気が落ち込んだ時に「血が噴き出すスプラッター映画」を観たり、

「気が済むまで一つの食べ物を爆食」したり、

「もう何回見たか分からないYouTubeの切り取り動画で異常に笑い続ける」ような方です。

 

手段を選ばず、時に“軽めの自暴自棄”のような凶行に見えようが、迷わずひた走る方。

僕はそういう方をこう捉えています。

 

自分のことを癒せるのは自分だけだと気づいている方。

 

大好きです。

 

そういう人間は喰い物にされることを嫌うでしょう?

僕はきちんと、利用する女性の方が「喰える」「喰っている」部分があると思います。

女風というカルチャーは、ちゃんと女性が喰えます。

だから、おなか一杯空かせて、飢えて飢えて飢えて、会いに来てほしいものです。

 

もちろんスラム街なので、お気をつけて。

君の選んだセラピストが、女風という世界の頼もしい案内人であり、守ってくれる騎士(ナイト)だといいね。

 

僕自身の話でしかないのですが、セラピスト活動を続けていると、酷い男性・酷いセラピストの話はお客様の口から聞くことがあるし、目の前で涙を流されることもしばしばです。

特に、相手のことが好きだったり、愛が芽生えていれば、その分だけズタボロになっている印象があります。

 

でも、そういう人を心配して「そんな男やめた方がいいよ」と助言したり、「辛いよね、分かるよ」と共感してあげても、マジで意味がない場合が多い。

意味ないよね?意味ないでしょ?

 

僕がわざわざ書くまでもなく、女性の方がよっぽど理解しているかもしれません。

友達がそういった相談をしてきたとしても、いかに自分が無力なのか理解している女性は、その子が「見捨てられていない」と感じる程度に相手をして、最終的には“放っておく”を選択するでしょう。

 

男性は女性に比べて、男性同士で悩みの共有などを行う風習は少ないため、優しい人ほど、自分の意見を持ち“無害”という立場で世話を焼こうとしてしまいます。

 

世の中に“絶対”は無い。

どんなプロセスも常軌を逸すればとんでもないミラクルを起こすことがある。

だから、とんでもない世話焼きを実行できれば、奇跡的にその相談相手を救うことができるかもしれない。

 

でも、正しいし優しいけど、別に好きではない相手からの世話焼きの温度には限界があります。

意中の相手に対する「愛情」と「恐怖」でミチミチになっている脳内を焼き払うには至らない。

そして、焼いたその“世話”が的確だとは限らない。

 

ヘッドホンをつけた人が自分の声のボリュームを調整できなくて声が大きすぎる時があるとするでしょう。

“声量バカ”になっているその人に「声が大きすぎるよ」と注意する人と、「ヘッドホン外したら?」と注意する人がいるとします。

 

どちらも正しいと思う。

 

ですが、前者の「声が大きすぎるよ」の“声が大きくなってるから気をつけてね”という意味に対し、

後者の「ヘッドホン外したら?」はその人の“生活習慣を変えたら?”になっている訳です。

 

人は自分のミスを改善する助言には素直に聞けるかもしれないけど、

自分の習慣=ルールを変えるような進言には抵抗が生まれてしまうし、どこか苛立ちを覚えてしまうものです。

 

僕は前者も後者も正しい意見だと思うし、何ら間違っていないと思うけど、

的確なのはどちらかと聞かれれば、相手のルールの中で改善を目指す前者だと思います。

 

相手の世話を焼いて救う、相手に助言して変化を求める。

それはとても難しいことです。

 

なので、“放っておく”。

とても正しい選択だと思います。

 

相談してきた相手と元凶の男性のことは関係なく、

自分から見たその子の素晴らしいところ、共有している楽しい思い出という人生の成功体験、

そして何より、その子のことが「大好き」ってことを伝える。

 

そうやって出来る限り自己肯定感を上げて、放っておくことが、明るい兆しを導く一つの強力な方法だと思います。

 

そして、“放っておく(出来る限り自己肯定感を上げて)”以外にもう一つ、有効な方法を僕は知っています。

 

それは――「刺激」です。

 

僕は「辛い」「しんどい」と嘆きつつ、酷い男性・酷いセラピストから離れられない女性は、

その男性と過ごすあいだに生まれる「喜怒哀楽」「愛情」「恐怖」――それらがもたらす“刺激”に憑りつかれている状態だと捉えます。

 

彼にしか生めない感情=刺激がある。

じゃあ、それに代わる刺激を得ればいいと思います。

 

世界には素晴らしく面白い“もの”で溢れています。

文化、芸術、食物、性快楽…音楽、映画、舞台などの危険の少ないカルチャー。

食べれば太るけど、運動も好きになれたら最高。

ラブホや女風はちょっと危険だけど、逝くか死ぬかの瀬戸際で目覚める本能は、自己認識の大部分を変えるかも。

 

自分の刺激は「その男だけじゃない」と世界を広げるために、その場所から連れ出す。

 

毒には毒を。

 

本当に献身的になれるなら、自分が代わりに憎まれるようなことになっても良いと思う。

「コードギアス ルルーシュ」でググってください。

 

手段を選ばず、脳内の細胞奪い合い“刺激バトル”。

 

“放っておく”のが性分ではないアグレッシブな人は、理性的な正論ではなく、“刺激バトル”で挑み勝負するのが良いと思います。

 

人それぞれに考え方や価値観があるのは大前提で、どんな形になっても、どんな結果を招いても、

誰かのためになろうと尽力する人は素晴らしいと思います。

 

「めんどくさいな〜」って、無関心なままでいる人は非常にクレバーだけど、もったいないとも言える。

いろんな味の“人間の面白さ”を知っていると、広く楽しめると思うので、

本を読んだり、人と話して、全員強制参加の【人間社会】というオープンワールドを存分に満喫してほしいと思います。

 

求められてもねぇですが、女風の世界の片隅に、僕のやり方を置いておきます。

 

まー僕が"元凶"の場合もあるかも知れないしねー😈

 

どうにか踏ん張って『血の池地獄行き』の切符を獲得するので、

間違って地獄に堕ちてしまった皆さまは、

温泉みたいな血の池で軽く一杯やりましょう🍶🩸♨️

 

女風界隈の破滅への予防法は女性同士で育つものだと思いますが、僕からも一視点。

 

兼業設定のセラピストで「良い会社に勤めてる」と自慢していて、

「バレたらクビなんだよね〜」とか言っちゃってるセラピスト。

表の道でも優秀だというタイプの人。

 

そんな人を「私が推してるセラピさんは本業も頑張ってて、すごくて、そこが好き」とか言いがちだけど。

 

副業禁止の良い会社にも関わらず、女風セラピストをやっているような人間は、

身近な人間=会社の人々を裏切っているわけだから、例外問わず――

 

ロクなヤツはいない。

 

[X]

@miki_mantendo

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第55回『実樹の禁断賞状💮』

10/08 22:01 更新

第55回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年10月8日。

NewJeansのプロデューサーであるミン・ヒジンさんのInstagramが復活しました!

わーい🙌

再始動の兆しなのかなぁ💭

 

僕がNewJeansにハマったのはミン・ヒジンさんがきっかけです🧢

 

ミン・ヒジンさんが代表を務めていたADORの親会社HYBEに対する発狂記者会見。

 

公の場とは思えないほどの汚い言葉の羅列でまくし立てる様子をニュース映像で見て(韓国の芸能界も激しいなぁ。ちょっと面白い)と思って、それから(この人がプロデュースするK-POPアイドルはどんなグループなんだろう?💭)と興味が湧き、ニュジを調べました。

 

それまでK-POPの類いはほとんど聴いたことがなくて、耳にしても深掘りしたりしたことはなかったので、初めてニュジを聴いた時は衝撃でした!

 

楽曲、コンセプト、パフォーマンス、すべて良すぎる…。

 

そして、何回繰り返して聴いても飽きないその新しい音楽たちは、“グループの名前には『ジーンズのように日々愛用され、時代を超えて愛されるアイコンになる』という願いと、『New Genes(新しい世代・新しい遺伝子)』という二つの意味が込められている”というコンセプト通りに、生活に根付くものでした。

 

特に「OMG」「Hype Boy」「Super Shy」が好きで、アイドルの歌う【恋にまつわる歌=ラブソング】なのに、歌詞がキモくないっていうのが堪らなく心地よかった。

(「僕」って言わされてる48系のラブソングとか苦手だった)

 

そんなNewJeansが日本でLIVEを行う時に、バックバンドとして招聘されていたのが…

Gt. 磯貝一樹(SANABAGUN.)、Key. 大樋祐大(SANABAGUN.)、Ba. 新井和輝(King Gnu)、Dr. Soy(AI、向井太一 etc…)のサポートメンバーでした。

 

King Gnuの名前は皆さん聴いたことがあると思うのですが、注目すべきはSANABAGUN.(サナバガン)の方で…。

サナバは日本の8人組ジャズ/ヒップホップバンドで、2024年に活動を休止しています。

※SANABAGUN.のボーカルの高岩遼はソロで最近アルバムを出しているので、ぜひ聴いてみてください!色気ヤバいので。藤井風が好きなら好きかもです。

 

僕はサナバがめちゃくちゃ好きで、突如の活動休止の発表に悲しんでいる中、まさかK-POPアイドルのNewJeansのサポートメンバーとして彼らの演奏に触れることになるとは…。

この選出には大人の事情やしがらみに囚われない、何にも縛られない、ただ純粋に“原始的な音楽の力を信じている”ような意思を感じました。

 

尊い。

 

藤井風のニューアルバム『Prema』は、NewJeansを手がけたプロデューサー・250(イオゴン)が全曲プロデュースしたことも話題となっています。

 

好きなものがすべて繋がってくる。

AirPodsやアレクサがもたらしてくれる音楽の時間は、僕の息を整えてくれます。

 

そんな、自分の現在の“喜びの一つ”の始まりが…まさかあのミン・ヒジンの発狂記者会見、だとは…。

 

何がきっかけで大いなるモノに繋がるのか、本当にわからないですよね。

 

一体、何人の人間が読んでくれているのか。

どれだけの方が興味を示してくれているのか。

 

何もわからないままでも、こうして自分の考えや信じるものを書き綴っているのは。

 

もしかしたら、どこかの誰かが気づいてくれて、その人の息を整える要素の一つになれるかもしれないから。

 

僕を見たり、僕の声を聴いたり、僕の頭を覗くことで、君が落ち着いてリラックスしてくれたなら。

それで幸せ、です✌️

 

僕はこの女風の界隈の下で、萬天堂でセラピスト活動する上で、

「根源的な役割に徹底すること」を大事に見ています。

 

僕の思う根源的な役割は、音楽の力で癒すのではなく、

誰しもが抱く可能性のある“性的好奇心”に直撃すること。

 

自分の役割を理解しながら、僕は僕のやり方で、愛されるアイコンになれるよう、頑張ろうと思います。

 

大口叩きながらスケジュールはガラガラなので、ご予約よろしくお願いいたします😇w

 

時折、Xからお問い合わせメッセージをくれる皆さま。

顔と声や性格が浮かばない人と、上手に会話して予約までモチベーションを上げるのがマジでヘタクソで…。

大抵、うまくいかず、本当にごめんなさい。

 

どなたからでも大歓迎🪬✨

 

楽しみにお待ちしてます☺️

 

[X]

@miki_mantendo

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第54回『実樹の禁断賞状💮』

10/06 22:22 更新

第54回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年10月6日。

ボンッ💣

ボンッ💣

 

ボンボン言うとりますが。

[レゼ編]観ました?

チェーンソー様、最高!!!

チェンソーさまぁ〜!!!

 

あのビームが炭治郎と同じ声の人というのが驚きですよね🦈

 

ところで。

我々、卍天道の中には特別な組織があるのをご存じですか?

悪魔的な淫欲を持つ痴女=淫魔に対抗するための組織『公萬対淫魔特異課』です。

ちょっとチェンソーマンの『公安対魔特異課』に似てますね。

 

僕こと、ミキジも新宿の地下(サブナード)で極貧生活していたところを公萬に拾われました。

公萬の中でも特殊な人外構成員で主に形成された組織『特異4課』に入り、淫魔と契約したのです。

 

ーーー

 

🪚チェンソーマンの世界観すぎるセラピスト〜レゼ編みたいな展開つき〜🐶💣

 

🐶「あ〜いつか、クロワッサンにあんことバター挟んで食ってみてぇなぁ〜、なぁ、チポタ?」

😈「チンッ!」

 

🧟‍♀️ザッ

 

🧟‍♀️「私のこと覚えてる?」

🐶「誰だおめぇ?」

🧟‍♀️「そっか…覚えてないんだ…周年のお祝いで香水だってあげたのにぃぃぃ! 死ねぇぇぇ!」

 

🧟‍♀️ガブゥゥゥ

 

🐶「うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

😈「ミキジ…ミキジ…これは契約だ。私は君の心臓になって、君の夢を叶えよう」

 

 

🐶「はっ…! チポタ!? チポタ!?」

🧟‍♀️「…え? 生き返ってるのキモ…。もう他に推しピ見つけたから、あんたなんか要らないんだよぉぉぉ!」

 

🐶「うぉぉぉぉぉ!」

 

🍌バキバキバキバキ‼︎

 

🧟‍♀️「なにそれ…頭からチンチンが生えた!? キモ!」

🐶「既にお気に入りの香水がある人間にぃ!別の香水プレゼントすることはぁ!エゴでしかねぇんだよぉぉぉ!」

🧟‍♀️「ぎゃぁぁぁ!別にいいじゃんぅぅぅ!気に入らなければ使わなきゃいいんだしぃぃぃ!」

🐶「逝けぇぇぇぇぇ…!!!」

🧟‍♀️「ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

👩‍🦰「君がミキジくん?」

🐶「…」

👩‍🦰「私はマコマ。『公萬対淫魔特異課』の人間です」

🐶「…」

👩‍🦰「くんくん…君、濡れた犬の匂いがする。公萬のセラピスト=淫魔ハンターに向いてるね」

🐶💭(セラピスト=淫魔ハンター?)

👩‍🦰「君はこれから私の犬になってもらいます。私だけじゃなく全てのエッチな女性にとっての犬になってもらいます」

🐶「…」

👩‍🦰「公萬の淫魔ハンターになるということは、淫魔と戦うということ。淫魔は凶悪な名前を冠する淫魔ほど強大な力を持っているの。あなたが倒した『昔の本指の淫魔』はとても強い淫魔だったわ。あなたは根源的恐怖の名をもつ悪魔…チンチンの悪魔と契約して、心臓となったチンチンの悪魔の力を使える様になったんだね」

🐶「…淫魔ハンターになったら普通の生活が手に入りますか?」

👩‍🦰「んー…手に入るかな。ラブホテルには異様に詳しくなるし、洗面台はハイター漬けされたエッチな玩具たちに占領されることになるし、オシャレな文房具屋さんでかわいいジップロックを見る度に『あ、これ、手枷と足枷入れやすいかも』と思うようになる。そんな普通の生活が手に入るかな」

🐶「淫魔ハンターになります! わんわんわん!」

👩‍🦰「ミキジ君みたいな人好き。公萬の淫魔ハンターになるためには強い淫魔と契約しなければいけません。でもミキジ君は…」

🐶「あ! 俺の胸にはチポタがいます!」

👩‍🦰「チンチンの悪魔はちょっと使えないかな。禁止だから」

🐶「そっかぁ…」

👩‍🦰「なので新しい淫魔と契約してください」

🐶「わん!」

👩‍🦰「その前に仲間を紹介するね」

 

🚪コンコン

 

👩‍🦰「どうぞ」

 

🚪ガチャ

 

🧝「マコマさんお呼びですか?」

👩‍🦰「彼は早漏イキ(はやもれいき)。今日からあなたの教育係です」

🧝🚬スパー「悪いことは言わない。淫魔ハンターになるのは諦めろ」

👩‍🦰「イキ君は心配症だなぁ。彼は女狐の淫魔と契約しているの」

🧝🦊「コォん♡」

 

🚪🦶💥バーン

 

🧛‍♀️「わしの名はピワー!」

👩‍🦰「彼女はピワーちゃん。彼女は『チュの痴人』。人間の体だけど脳が淫魔の痴人なの。今日からミキジ君のバディです」

🧛‍♀️「チュじゃ! 今すぐチュをさせろ!」

👩‍🦰「チュ=フレンチキスの淫魔。フレンチまでで欲望を抑えることのできるとっても賢い痴人なの」

🧛‍♀️「フレンチキスが最強の前戯じゃ!」

🐶💭(なんかめんどくせぇのばっかだな)

👩‍🦰「じゃあ、これからミキジ君と契約する淫魔をいっぱい召喚するから。気に入った淫魔と契約してね」

 

🤟✡️🫧✨

😈「我の名は『電マの淫魔』。人間どもよ震える我に怯え震えろ」

👩‍🦰「電マの淫魔と契約すると、両手が電マになります」

 

🤟✡️🫧✨

😈「ぐももももも(私は『猿ぐつわの淫魔』)ぐもももももも(喉が渇いたわ)」

👩‍🦰「猿ぐつわの淫魔と契約すると、狙った相手の口に自由自在に猿ぐつわを装着できるようになるの。ただし、彼女と同じように上手に喋れなくなってしまうわ」

 

🤟✡️🫧✨✨✨

 

😈「おいら『回転ベッドの淫魔』!」

👩‍🦰「寝るベッド全てが回転するようになるわ」

🐶「ゆっくり寝てぇよぉ」

 

😈「ハーイ! 『バリアンの淫魔』よ♡」

👩‍🦰「毎晩バリアン」

🐶「たまには別のところにも泊まりてぇなぁれ」

 

😈「ゔゔゔゔゔ『アクメの淫魔』だ」

👩‍🦰「常に自分がアクメ顔になる」

🐶「自分が? 相手じゃなくて!?」

 

😈「ほらほら『イク』って100回言ってごらん1.2.3…76.77.78…『脳イキの淫魔』です」

👩‍🦰「マルチの教祖になれるわ」

🐶「100回は多くないすか?」

 

🦹‍♀️「てへっ☆『友達のお姉ちゃんの淫魔』だよっ☆ 麦茶ここに置いとくね〜」

👩‍🦰「エッチだよね」

🐶「契約します! 契約します! 俺! 友達のお姉ちゃんの淫魔と契約する!」

🦹‍♀️「みんな今日は家に泊まってけばぁ?」

🐶「うわぁ!!! 神展開きたぁ!」

🦹‍♀️「私は今日彼氏ん家に泊まるから好きにしてねぇ☆」

🐶「あぁぁぁぁぁ!!!」

 

👩‍🦰「あれ? もう淫魔いなくなっちゃった」

🧛‍♀️「ベロベロベロベロベロ!」

🐶「うわぁ! なんだなんだぁ!」

👩‍🦰「あ…ピワーちゃん、キスをし過ぎて、フレンチどころかコイキングキスをする様になっちゃってるね。ちょっと禁欲が必要です」

🐶「マコマさん、とりあえず俺、チポタがいればいいっす!」

👩‍🦰「そういう訳には行かないよ。ミキジ君の心臓を狙っている淫魔は沢山いるからね。ミキジ君のバディは彼に務めてもらう」

🐟「チーンチンさまぁ!!!」

👩‍🦰「彼はウナギの淫魔の痴人のギーム君。普段は見境なく人間の性欲を高める、夜のお菓子的凶暴な痴人なんだけど、ミキジ君の言うことは何でも聞くみたい」

🐶「鬱陶しいなぁ…」

👩‍🦰「ミキジ君が頑張ってくれたら、上野オークラ劇場でデートしよっか」

🐶「わんっ!」

 

🐶パトロール

 

🐶「淫魔ぶっ殺して、おれぁマコマさんとピンク映画館でエッチな映画沢山観るんだぁ」

 

☔️ザァァァァァ

 

🐶「うわ! 雨だ! 電話ボックスで雨宿りすっか!」

👱‍♀️「うわぁ! 雨だ雨だ〜。あれ? ごめんなさい先客がいるとは…。ん?」

🐶「ん?」

👱‍♀️「…アハハハハハ!」

🐶「何笑ってんだよ」

👱‍♀️「…グスン、グスン」

🐶「泣いてる!?」

👱‍♀️「…ごめんなさい…君の顔が…昔飼ってた舐め犬にそっくりで…🥹うぅ…🥲」

🐶「舐め犬だぁ? 俺は舐め犬かよぉ!…見てろよぉ…舐め犬なんかにゃできないことやってやるからよぉ…」

 

🌷プリッ

 

👱‍♀️「すごい!お尻からお花が出た」

🐶「種も仕掛けもありません」

👱‍♀️「アハハハハハ。…私、レズ」

🐶「俺は、ミキジ」

👱‍♀️「ミキジ君みたいな面白い人…初めて」

🐶(この子、絶対、俺のこと好きじゃ〜ん!)

👱‍♀️「ミキジ君は都会のラブホと田舎のラブホどっちが好き?」

🐶「俺は都会のラブホの方が好きだな。なんか豪華でいいじゃん」

👱‍♀️「そう? 私は田舎のラブホの方が好き。国道沿いにある様な静かなラブホ。フロントのお婆ちゃんが民宿くらいフランクなアットホームなラブホ」

🐶(マコマさん、助けて! 俺は自分のことを好きになってくれる人が好きだ! このままだと俺はレズを好きになってしまう!)

👱‍♀️「お? 雨、上がりましたね〜。私ね、この先の2丁目のバーでアルバイトしてるの! 来てくれたらうんとサービスするよ♡ だから…絶対来てね! 約束だからね!」

🐶(…かわいい)

 

〜つづく?〜

 

ーーー

 

『ルックバック』然り、藤本タツキ先生原作の映画は傑作ばかりになりそうな気がします💭

 

見たことがない表現、味わったことのない衝撃、想像したことすらなかった感情体験。

 

あらゆる分野で“現在”から、その文化を更新しようと真摯に取り組んでいる人たちがいます。

 

僕も残りの女風人生を通して、女性のための花街文化を、別次元のステージに推し進めるような、そういう志を持って、いっちょ頑張りたいと思ちょります。

 

事務局脊髄電マを手にガンガン性欲やっつけちゃうもんねーーー!!!

 

[X]

@miki_mantendo

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第53回『実樹の禁断賞状💮』

10/05 09:48 更新

第53回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年10月4日。

過ごしやすい季節になりました🌕

月がきれ……あぁ。

やめとこ。

変な意味になんじゃん。

 

早速、気軽に月を「綺麗」と言えなくした夏目漱石を恨みます。

 

月が象徴する“引力”というものは、時と場所によって強さが違うそうです。

絶好の機会に君を引き寄せられるのか。

自分の運命(◯◯◯)という名の引力に、期待してみたいと思います🐇

 

運命と書いて(さだめ)と読む人が多いらしいですが、僕の場合は運命と書いて(よやく)と読みます。

 

僕の生き血への課金という形にはなりますが、僕が連れ出すその先が、君にとっての新しい景色になっていれば幸いです🌏

 

こうやって写メ日記をゴシュゴシュ書いて、皆さんが好奇心(性的寄り)を抱いてくれて、出逢うまでに至りますが、ここの人種は島国にあるまじき“移民国家”の如く多種多様で……僕はその種類の豊富さに救われた感覚があります。

 

思い込みの激しい自分は、女風の界隈に入閣するまでは【エソノセントリズム】=[自文化中心主義]に囚われていたように思います。

 

エソノセントリズムとは、自分の属する集団の文化を絶対的な基準とし、他の文化をその基準で判断して否定的に評価したり、低く見たりする態度や姿勢のことです。

 

正直、自分が愛しているようなカルチャーが通じない人とは、あまり積極的に交流しようとしないような、閉じた思考で生きていました。

そもそも、ただただ自分の好きに熱中して生きると、狭くなってしまいますからね。

悪くはないけど、“オープンワールドたる世界”をフルで満喫しているのかと問われれば、そうじゃないような気になります。

 

僕は「自分の世界を広げるため」なんてヤワな考え方で女風の界隈に飛び込んだわけではありません。

そんな舐めた考えはしていませんでした。

絶対に余裕なんか無くなると思っていたし、人生というか生命を燃やすまで、気が済むまで燃やし尽くすまで、ある種[自暴自棄]な感覚で飛び込みました。

 

しかし結果として、自分の人生のサイクルでは閉じられていた様々な扉が開かれ、その面白さや愉快さに触れ、「己を燃やす」と言った主目的とは別に、副産物的に[文化相対主義]――各文化は対等であり、外部の価値観で優劣をつけるべきではない――という思考を持つことができました。

 

自分の知らなかった娯楽、知らなかった生活様式、すごい人、ひどい人、裕福、毒親、美意識、暴力性……。

自分が未知なだけで社会のすぐそばに存在していたそれらのパワーに触れることで、根源的な力強さとして認識し、共生する楽しさを見出せたし、何より意識の外だった界隈からの“自分の見え方”を鏡のように見ることで、ほんの少しだけ自分が何者なのかを知ることができたと思います。

 

女風の界隈もその中の一つだと考える「エロスカルチャー」は、個人の世界を広げるものであるべきだと考えます。

 

心身の核に密接なので、どうしても熱中しやすい部分はあると思いますが、僕が文化芸術の域で発生させてしまっていた【エソノセントリズム】を生まないように気をつけてほしいと願います。

 

もちろん、全てを肯定するのは逆に胡散臭いし、個性を持つということは、自分の個性外のものに対して排他的になることでもあります。

だから完璧な[文化相対主義]はあり得ないと考えていますが――

(自分が想像するよりも、自分の知らない素晴らしいもの、豊かなものは多い)

そんな考え方で世界を捉えて、もっともっと興味と好奇心に取り憑かれた奇行を増やして、新章を増やしてほしいと考えます。

 

死ぬ気で「恥ずかしいな」って思うこととか、実は結構面白いかも知れない。

 

山で「ヤッホー」って言う気持ちよさ。

スタバでMacBookを広げる優越感。

パクチーはただの葉っぱかも知れない。

お化けは見えた方が怖くないかも知れない。

屁が出るまで芋食ってみてもいいし。

コスプレも悪くないかもね。

 

――逆バニーはダメです。

あれは何も分かっていない。

ダメだ。

 

好きな曲がApple Musicになかった時に「よっしゃ!」って思っちゃう。

ごめんね、そこはもう変わらない。

ニッチなものを趣向してる自分に酔っちゃう。

 

僕が普段お酒を飲まない、飲まなくて済んでいるのは、こうやってごくごく自然に自分に酔ってるからだろうなぁ。

でも、妙にワインに詳しい男って、エッチする時に君の身体に口をつける前に「テイスティング♡」みたいな、ねちっこい言葉を吐きそうで嫌じゃない?

 

……は!

エソノセントリズム!

 

イタタタタ。

とんだバカリズムでしたね……。

 

僕は元々、男女とかにこだわらず面倒見が良い性格である自認があります。

自意識とはまたちょっと違う“職務”として性の様式を得たことで、より人間そのものが好きになったというか、[人間愛]が深まりました。

 

やっぱり人間って面白いな〜って思いたいし、その面白さを共有したいし、君はこうだよね、ああだよねって、どんどん発見していきたい。

 

時と場所によって強さの変わる引力。

この地球に生きる生命の一粒程度では、まるで抵抗できないような概念的な大きさを感じます。

心地のいい時には、身を委ねるように持ってかれてもいいと思います。

 

表がいつのまにか裏になって、裏はいつのまにか表になる。

表裏一心。凹凸で変わる個性。

 

1人で見上げても月は綺麗だし、不気味な時もあります。

僕は夏目漱石の英語を和訳した「月」の表現がのさばっているのが気に入らない。

だって月がかわいそうでしょ。

あんなに綺麗なのに、月が綺麗に見えるのは恋心のおかげ、みたいになっちゃった。

それは違うでしょう。

 

ラブホから見える月に何を思うのか。

自由な解釈で、ぶっ壊してやりましょうよ。

 

水に浮かぶ油は虹色に光って、とても綺麗です。

いつの頃からか分からないけど、僕の脳にはそう擦り込まれています。

もしかしたら僕はその時、とても愛や希望に満ちた心だったからかも知れない。

そっちの方がいいでしょう。

 

綺麗なものは綺麗なんだから、素直に受け取れば「綺麗」と言える。

 

汚いものやグロテスクなものを「綺麗かも知れない」と思えるために、エロスのグッチャグッチャな感じと匂いは、そのために、そう造られたんだと思う。

 

普遍的な風景が新しい景色に変わるような、革命の非をここに。

 

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第52回『実樹の禁断賞状💮』

10/02 10:43 更新

第52回『実樹の禁断賞状💮』

 

今月のランキング評価では…

🗼東京ランキング No.2

🗾全国ランキング No.12

…と頂くことができました🫰

 

当たり前じゃないこの評価を光栄に思います🙇‍♂️✨

本当にありがとう。

 

表彰!(雑w)

 

さて。

女風のニーズは様々でセラピストの形も多種多様であると認知しておりますが、

改めて初期衝動に沿って[都市特級痴教者]として、

独自に強度を高めていきたいと思っています🏩⭐️

 

“フェチズムの街の案内人”であり、

君の”性的好奇心の終着点”に、

名乗り出る準備は万端です🪐❤️‍🔥

 

自分が”女風”と並行して学び、知見を深めたものが”神道”でした⛩️

 

僕はこの界隈で垣間見える{感情の爆発}に特別な意味がないわけがないと信じており、それらを八百万の神と結びつけたかった🧬

剥き出しの心の露呈が見えたり、時間の密度を越えた分かち合いが生まれるのも、全て「与えるもの受けるもの双方から快楽を目指した性崇拝」がもたらす”稀有な産物”だと思っています🌠

だから普及とか望んでないし、どこまでもニッチで、ちょっと恐れられて、触れる前に深呼吸をしなければいけないような界隈であってほしい💭

 

「心とは神なり」という言葉があります。

ならば人はなるべく心を大きくするべきだと思う。

“暴れだすような自己表現”や”推し活”など様々ありますが…

ここもまたその理念にぴったりの場所だと思います。

 

運命が巡り逢ったようなエクスタシーの電撃を侮るなかれ⚡️

別に僕が対象じゃなくてもいいけど、女風の世界で好転的に人生狂わされる人がいてほしい🧠

出来れば僕が当事者であってほしい🍎

 

「いかがわしいものを信じて祀(まつ)るもの」を『淫祠(いんし)』と呼びます。

誰かにとっての”鼓動する淫祠”になれたらいいなぁ。

 

やばいでしょ?

僕もやばくなってきてるなって思う!

引き続き、よろしくお願いいたします。🫰❣️

 

“𝑫𝒐𝒏’𝒕 𝒕𝒉𝒊𝒏𝒌, 𝒇𝒆𝒆𝒍.”

 

実樹

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第51回『実樹の禁断賞状💮』

09/28 01:24 更新

第51回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年9月27日。

セラピストも5年目ともなると、東京の街が透き通って見え、何かしら境地に達しているような気分になっていました。

 

街の喧騒も音階のように心地よく聴こえます。

電話越しの相手に怒鳴り散らしてるスーツの男の声は「ファ」で、駅の改札の前でエロがってるカップルの鳴らす音は「ファ#」です。

 

長い人はもっと息の長い業界ですが、僕にとっては(嘘だろ…?)って数字なので、ちょっと”かかっている”のかも知れません。

悟りぶいた結果、一人称が「ボク」から「ワタシ」に進化しそうな勢いで、今のところ進化過程の「ボシ」になっています。

 

この女風という界隈に没頭した先に、まさか”無我の境地”に近い領域が広がっているとは思ってもみませんでした。

 

ボシは”性快楽”という”原始的な力”に取り憑かれた皆様(僕の写メ日記を見つけてくれるような方)のことが大好きだし、ある意味”性愛”に惑わされ、捉われているような形になった自分と”バディ=同志”と思っているところがあります。

 

正直、自分がここまでの”精悍な心”を育て上げることは並大抵のことではありませんでした。

 

自分は『銀杏BOYZ』や『サンボマスター』といった”青春パンク”好きの青少年でした。

彼らは「大好きな子が援助交際をしている噂を聴いて、眠れなくなるほどの悲しみ」を優しく包んで歌ってくれたり、「あなたが人を裏切るなら、僕は誰かを殺してしまったさ」と、大切な人の汚れちまった思い出を掻き消すかのように叫んでいるのであります。

 

その声に共感し、心酔していた自分にとって、あなたがたのような[痴女・ビッチ・清楚系ビッチ・ムッツリスケベ女・異常な性的欲望がある女性]などは、恐ろしく、厄介な存在でした。

 

(もしも仮に大好きな子がビッチだったらどうしよう…)パンクの音楽が6分1秒間の間、その苦悩を掻き消してくれたとしても、現実はすぐに襲いかかってきます。

僕は方向感覚が悪いので、AirPodsをつけた状態で歩くと、左に傾き続けてしまうのです。

毎秒、掻き消すことは、できない。

 

率直に、夜職界隈の女の子に対しても、ただただ無垢に胸を痛めるばかりでした。

 

高校を中退した同級生が「風俗で働き始めたらしい」と噂で聞いた時は(何やってんだよ…)と憔悴しました。

中退していなければ自分も参加するはずだった卒業式に私服姿で現れたその子が、女の子の友達と談笑していたところを見かけて、「久しぶり!」と声をかけました。

すると、その子がポロポロと泣き出して、急いで校舎の影に隠れて、ハンカチを渡して「なんでだろう、なんでだろう」と言いながら涙を流すその子をじっと見つめたのが最後の姿でした。

 

成人してから知り合ったAV女優さんがいました。

非アダルトな時には、周囲に気配りができるただのアニメ好きの女の子でした。

お酒の席で、デリカシーのない友人が「これすごいの見つけた」と、その子が出演するかなり過激なAV作品をスマホで見せてきました。

僕は激怒して、彼が言われたら嫌がりそうな言葉を1番目から5番目くらいまで、罵声と共に浴びせました。

自分のぶんと威勢よく二千円札を置いて居酒屋を飛び出しました。

帰り道、直視してしまった画面の映像が頭にこびりついて、すごい虚しい気持ちになって(どうしてだよ…)と気を病みました。

 

嘘か真か、かの岡村靖幸が薬物に手を出した理由が「花を売る女性が多いことを憂いて」的なことだったと、耳に挟みましたが、僕は共感します。

お金がなかったから「異常な量のカルピスを摂取する」にとどまっていたものの、実家が太かったら、僕も危なかったです。

 

人を愛する気持ちも、人とのご縁も、コントロールできないものです。

いつか訪れるかも知れない性が招く混乱による”哀傷”に、ただただ怯えていました。

 

そういった中でムクムクと社会に芽生えた「女風」…女性専用の風俗。

その急速な育ち方はトトロの中盤の如しです。

 

新たな脅威だと思いました。

「好きな子が女風なんて使っていたら死ぬ」

素直にそんなことを思いました。

 

必然な出現であることは、わかっています。

 

日本では、歴史書に載るレベルで男性のための風俗が根付いています。

表立っては語られなくとも「陰間」という形で男娼文化も古くから存在していました(後天的に知る)。

現代のジェンダー格差は経済だけでなく”ルッキズム”にもあると考えます。

[魅力的な自分の自己実現]に切迫するように取り組む女性に対し、男性の他者から見た自身の魅力に対するこだわりは低く見受けられ、相対的に無頓着です。

 

女風の流行や普及はそういった社会的構造に対するカウンターカルチャーとして必然である。

 

頭ではわかっています、わかっているつもりなんですが…心が…体が…こう叫びました。

 

「もしも自分の大好きな子とか好きになりそうな子が女風を使っていたら…僕は嫌だ」

僕の中に巣食う青パン好きのてちが叫びました。

 

人の好奇心を誰かが止める権利はない。

そういった理念も持っています。

 

しかし、動揺を抑えきれん。

俺のこのキモチ。

 

都合のいい人間です。

街ですれ違う女性が”痴女”であったり”頂き(健全に)“してたり”女風使ってる”としたら「お!いいじゃん!百花繚乱!咲き狂え!混沌とした美しい世界の実現!僕らがいなければただの岩でしかない地球の上で花となれ!」なんて思えるものですが…。

自分の身近に…と考えると…頬肉を噛んでしまう。

口内炎ができてしまう。

自分が信じてきた世界の在り方や、尊いと抱いてきた理(ことわり)が、刃物で切り裂かれているような気持ちになってしまう。

情けないほどに、都合のよすぎる人間です。

 

払拭しなければいけない。

自分にとっての脅威は必ず潰さなければいけません。

 

さて。

そろそろあなたがたが忘れた頃だと思うんですが、僕は女風セラピストです。

忘れていたでしょう?

それも一応店舗内では最高位のマスターズランクを頂いております。

地下世界を深く深く潜った結果、東京FMのラジオに出演する、なんてこともありました。

よくわからないですよね。

 

僕にとって『女風』の世界で生きることは『戦争』でした。

 

性世界が招く混乱や幻滅、憂い、哀しみ、そういったものを撲滅する為に、僕は戦火に飛び込むような気持ちで『女風』を銃のように両腕で胸に抱え、戦場を駆け抜けました。

当たり前の闘争本能ですよね?

というか、昨今、女風のことが気になっていない・気にしていない男たちは全員"平和ボケ"してると思う。

手玉にとって、兵器にするなり、意中の女を連れてそんなものが存在しない世界に逃げるなり、何かアクションを起こさないとだろ。

愛のランボーになれよ。

 

聞くところ、大抵のセラピストの方は、(本気で女性を癒したい)、(女性の支えになりたい)、そういった”献身的な心”で働いてるらしいです。

 

僕にはそういった献身的な心は微塵もありませんでした。

自分のためだけに生きました。

 

愛に対する自分の”希望”、この希望を砕くように襲いくる”性の招くネガティブな混乱や幻滅”、それに抵抗する為に僕は女風という武器で抵抗したのです。

 

自分がセラピストとしてランクを得たこと、ハイブランドのラブトイグッズをかき集めたこと、全国のラブホテルの口コミを長い時間かけて調べあげたこと、アブノーマルなフェチズムにも堂々と向き合えるように見解を深めたこと、男娼の歴史を起源から語れるまで知見を深めたこと、エロスとユーモアの融合を突き詰めようと試みたこと、日記もキャスもラジオもスキルもあれもこれもどれも、すべて自分のために努力しました。

 

僕が堂々と「自分のために頑張りました」と公言するのは、自分のための努力が最も信頼できる人の頑張りだと信じているからです。

 

僕は「誰かのために」とか「社会のために」とか言う人間よりも「自分のために」と物事に取り組む人間のほうが信頼できると思っています。

 

自分の生命を心身を血肉を捧げ、燃やしました。

 

勝手ながら、女風の世界で出会った皆様がたを”砲弾”にして、ガンガンに”性の招くネガティブな混乱や幻滅”に向けて砲撃したのです。

 

そして、それは、己自身の価値観に対する破壊でした。

 

僕は「女風」と書いて「廃人再生施設」とも読んでいます。

 

女風セラピストのトップランカーはそれぞれ種類違えど「異性に対する秀でた何かを持った人間が廃人化していて、予約という形で承認欲求を得て、プレイで全能感を得て、それらによってたまたま再生できた人種」だと思っています。

 

僕も完全に廃人化していたところを女風に救われたと思うのですが、あの腐り方は、戦争の中でしか再生し得なかった腐りであったと捉えています。

 

戦いました。

女風に没頭してしまいました。

僕はもう性倫理に対して清らかなことは何も言えなくなれたし、人間の裏切りやみっともなさを受け入れることができるようになりました。

 

今は、あなたがた”痴女・ビッチ・清楚系ビッチ・ムッツリスケベ女・異常な性的欲望がある女性”のことを、真っ直ぐに、落ち着いて、怯えずに、アシタカの如く曇りなき眼で、堂々と、見つめることができる。

そして、同じ方向を向いて、“光”を見つめることができる。

“性快楽という原始的な力”は『富や身分に左右されずに平等に近いものである』という素晴らしい特性を持っています。

僕らが見つめる光には、そういったポジティブな要素が眩く散らばっている綺麗な光だと思います。

 

高校を中退して風俗で働き始めた同級生の気持ちや、気配りのできるアニメ好きの女の子でしかないのに過激な作品に出演していたAV女優の心に対しても、自分なりの理解を見つけることができました。

人間の面白さ・美しさの基準の一つに「ぶっ壊れてる人間ほど、面白いし、美しい」というものがあると考えます。

彼女たちは「人間ぶっ壊れバトル」をやっていたんだと思う。

自分の中に芽生えた何かに抵抗するために、払拭する為に。

だとしたら、僕の女風は自分をぶっ壊す戦争と似ているかも知れません。

 

結婚やパートナーの形には様々なものがあると知ったし、セックスレスが招く深刻な事態も垣間見れたし、自分だけではなく性に対する苦悩は人それぞれに存在することも知れました。

 

フェチズムの奥深さも実感できたし、人それぞれあらゆるアプローチでエロスを迸らせる現実は、空想よりも豊かで面白かった。

 

“青パン好きの青少年”からは、遠のいた存在になった感覚もあり、なんだかそれが少年時代を裏切っているようなところも確実にあるので、寂しさを覚えることもあります。

 

でも突き抜けたおかげで”悲しい噂”や”汚れちまった過去”などに捉われずに、笑顔や涙を美しく思うことができる。

無垢に純粋に人を見つめることってなかなか難しいです。

僕は自分の潔癖や嫌悪感はノイズでしかないと思う。

そういったものは払拭した方が、人生はより豊かになるし、世界が美しく見えると思う。

自分の都合でしかないエゴはないほうが、いい景色に辿り着けると、僕はそう思っています。

 

そして、日本の現社会の成り立ちから顧みれば『女風』というものは『反権威や反体制的な文化』であり、本来の”パンク”の精神的な定義に当たると考えます。

 

「社会に媚びず、己の衝動をむき出しにする文化と精神」がパンクだと捉えますが、どうでしょう?

その定義の中に女風を落とし込んでみても違和感がないと思いませんか?

 

いつまで経っても不完全なこの界隈には、いずれ美学が生まれるのではないかと考えます。

 

僕は自分の無垢な初期衝動と、女風を弾薬にした戦争の戦利品である純粋な倫理眼、この2つを大切にして、また新しく世界と向き合っていきたいと思います。

 

そして、見つめたり、眺めるだけではなく、日本のエロスカルチャーの景観の1つになれたことは誇りに思います。

 

小さな小さな一粒ですが、より派手に鮮やかに発光したい。

 

もっともっと人間やめるので、ぜひ期待しててください。

 

エブリバディ!

ご拝読、誠にありがとう!

 

実樹

 

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4周年✌️✌️

08/25 20:47 更新

本日をもちまして、綺麗に4周年を迎えることができました🎊㊗️

 

支えてくださった皆さまに、心より感謝です🙏✨

 

色々やってきたなぁって思います💭

 

この4年間を何か称してもらえるなら、

“鬼”のように生きてきたので、

鬼だったね、と言われたい👹

 

夢は「日本の痴人代表」🎌

 

自分の"心技体"に何が宿ったのか確かめさせてください🪬

 

大感謝です🙇‍♂️🍎

 

実樹

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第50回『実樹の禁断賞状💮』

08/02 22:08 更新

第50回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年8月2日。

 

今年の春ですよ。

自分がADHDかどうか診断してもらおうと思って、初めて精神科に行ったんです。

 

ビルの上にあるメンタルクリニック。

エレベーターが開いた瞬間、読めない筆記体のネオンの看板でクリニックの名前が光ってて、

居酒屋の店員みたいな格好をした若い男女の受付がクスクス会話してて。

 

一通り、検査みたいなのをして。

木とか書いたりして。

 

診察室に入ったら、インナーカラーが入った髪の毛の、治安が悪い若い男の先生だったんですよ。

(こんな、自分のヘアケアもできてないような先生に診察できるのか?)とか思って。

 

ちょいちょいっと診察が終わって、

病んでますみたいなこと言われてさぁ。

お前になにがわかんだよって思って。

帰るときに受付の女から「次回からカウンセリングをご希望される場合はこちらの金額になりま〜す♪」って紙を渡されて。

 

それが、リモートで30分7500円だった。

リモートで30分7500円だよ。

90分で22500円。

 

僕は思ったよ。

(あれ、自分の“対面の90分”より高いな)って。

 

過去を振り返りました。

密室で、本当にどうにもならないような悩みを聞いて、

言葉が出てこないから、とにかく励まし続けたような時間があったなって。

 

その上で(はい、施術)みたいな時もあって。

それが90分18000円。

 

インナーカラーで頭ボサボサの僕の話を、

うなずくだけしかしなかったあの精神科医のリモートカウンセリングが90分22500円。

 

僕は、マジか、と思って。

それからもう、クリニックに行けなくなったね。

 

なんだかなぁ!って思ったんですよ。

なんだかなぁ!って!

あれ?やっぱり不遇なのかなって?

ちょっと思った。

 

女風はマジでクソスラム。

容赦ない。

 

でも僕は、ここに転がってしまったし、

生かしてもらってるから、もうしょうがない。

 

でも、絶対に濁らない。

 

僕は光るよ、ここで。

髪の毛ブリーチしてもヘアケア怠らないし。

話は、できるだけ聞くよ。

 

なにも腐らない。

 

「女風なんてあるんですか!」ってまだ驚いてくれる人たちに、チヤホヤされたい。

ほんと、チヤホヤされたいよ。

嫌だよ目が血走った人たちばっかり相手にするの。

めっちゃくるやん嫌なメッセージ。

それだけ調べて、知ってくれててさぁ。

いつか味方になってくれんのか?

同じスラム出身でしょ?

仲間だよなぁ?

 

マジで。

流石に弱ってんのかなぁ。

 

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第49回『実樹の禁断賞状💮』

08/01 23:32 更新

第49回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年8月1日。

 

今月は4周年です。

 

4年前の2021年8月25日に萬天堂に入店いたしました。

ここまで続けることができたのは、支えてくださった皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

心から感謝です。

ありがとう。

 

今日は自分に表彰状を贈りたいと思います。

 

―――

 

表彰状「4周年を迎える東京萬天堂の実樹へ」

 

2021年春。

あなたは大学院の受験に挑戦しました。

合否発表の前にもかかわらず自分の中では、合格した気分でいて、周囲に

「今年からキャンパスライフなんて想像もしてなかったわぁw」

「神様が導いてくれたんだろうねw。やっぱりこれはぁ僕が日本を代表する人間になるための道筋ができてるなぁ」

などと能天気に吹聴していましたね。

 

普通に落ちます。

完全に自分が合格する前提で未来予想図を描いていたので、絶望したことでしょう。

 

周囲に合わせる顔がなくて、孤独になり、廃人となったあなたは、深夜徘徊を繰り返し、連日[渋谷のMEGAドンキのウツボ]に話しかけるだけの生活を送ります。

そのウツボが言いました――「外道には外道の道がある」……。

 

結局、自分にはこういう感じしかないな、と半ばヤケになって、女性専用風俗の求人情報を調べます。

 

ググったら真っ先に出てくる大手ながら、セラピストを紹介する文章は狂気じみている……そう、萬天堂です。

(店舗ロゴの解像度低っ)とか思いながら、何事にも歴史を重んじるあなたは、数ある女風店の中から萬天堂を選び、電話します。

 

2021年8月。

東京萬天堂入店。

 

強面のおじさんに出迎えられたあなたは、もう一人、まるで消防士のような体格の良い志願者と同時面接でした。

面接担当のスタッフさんから「うちはお客様の年齢層が幅広いんだけど、大丈夫?」と質問され、

先に消防士の方が「自分は熟女大好きっす♡ 2回戦いっちゃいます♡」と意気揚々と答え、

「いや、本番は禁止だからね〜」と諭されている様を見て、(マジでコイツ何言ってんだ)と思いますが、安心してください。同日にデビューしたその彼は、2か月で辞めます。

 

かく言うあなたも、初めは3か月程度で辞めるつもりでしたね。

(萬天堂に入店して、最前線で女風のことが知れたらそれで充分!風俗なんだから長く続けるもんじゃない!どうせうまくいくわけないし!)

……それが、もう4年です。恐ろしいでしょう。そんなつもりじゃなかったでしょう。4年ですって。ひー。

 

でも、何事も続くことはすごいんです。そういう過去の倫理観をチラ見せするのはおやめなさい。

規格外の捉え方で、4周年を迎えることを幸せに思いなさい。

 

1年目。

初めての予約は今も覚えていますね。

笑顔で出迎えてくださって、緊張しながらもなんとか施術を行うことができ、お褒めの言葉もたくさんいただいて、良い気分になって、帰って口コミを確認したら星4つでした。

 

初期状態のパネル写真から、クオリティのあるものに変更しようと、もともと自分のインスタのファッション垢で掲載していたものをパネルにしたら、すさまじく大不評でした。

あの頃の女風で古着は受け入れなかった。

 

そして、徐々に女風に蔓延る嫌な感じのインターネッツの渦に巻き込まれていきます。

自分のブランディングの何がダメなのか? 批判を浴びる原因になるのか? 全く分からなくて混乱しましたね。

 

何がダメか? 全部です。

 

終始「SPY×FAMILYのアーニャ」のモノマネで並んで歩かれるお客様がいらっしゃいました。

あなたは冷静に「ごめん。アーニャのモノマネやめてくれる? どこからどう見ても君はアーニャじゃなくて成人している女性なので、そんなのはダメだよ」と言ってしまって、お叱りを受けたことがありましたね。

 

あなたが悪いです。

お客様が「SPY×FAMILYのアーニャ」になられるんだとしたら、あなたも「おじゃる丸の電ボ」くらい演じて、仲良く歩くべきでした。

 

でも、しょうがない。

 

毎週リピートしてくださったお客様のご予約が急にパタリと途絶えたことがありました。

そんなのはよくあることです。

あなたは至らないことばかりの泥セラピですから、予約が途絶えることに右往左往することは傲慢というものです。

 

その時にパタリと途絶えた方は、毎週あった自分への予約の代わりのように予定を組んで「リンゴ狩り」に行かれていました。

毎週毎週、何なら代休まで取って、リンゴ狩りに行かれ、その模様をメッセージされていましたね。

 

その「リンゴ」が自分を比喩するものであると気づいた時には、戦慄が走ったことでしょう。

 

そんなんで怯んじゃダメです。

「お前を狩る」「お前を煮込む」「お前をジャムにする」そういった意思を感じることなんて、よくあることです。

でも、しょうがなかったと思う。

 

日によっては「これ、殺されるかも」とか「あれ、今日が僕の命日?」とか思う日もありましたね。

でも困窮していたあなたが「鳥貴族」で好き放題に注文して、お腹いっぱいになれたのはすべて女風のおかげです。

 

感謝しなさい。貴族焼きを残すな。食べなさい。

 

2年目。

(やべー、1年も女風続けちゃったよ)と心配になっているでしょう? 大丈夫です。どうせ4年続きます。

 

東京萬天堂の龍と虎であられた「天馬」さん、「暁斗」さんの影に隠れて、好き放題ふざけていたと思います。

 

自分の先輩である「賢人」さん、退店された「平岡」さんにイジメられている日記を書いたでしょう?

身長の高い二人に挟まれて、届かない高さで自分のウーマナイザーをキャッチボールされてしまう、みたいな。

 

会心の出来栄えだと思い込んでいるでしょう?

平岡さん推しのお客様から、とんでもない長さのクレームが届きます。

それはもう、普通にお前が悪いです。

 

不格好ながら、集客のためにと取り組んだツイキャス配信。

日本の2.5次元俳優好きのフランス人の女の子が間違って参加してくれて、後々、センシティブな身元がバレて、捨てセリフと共に退室されます。

 

ドン・キホーテでメイクを揃え、美輪明宏のパロディ「ミワミキヒロ」として適当な前世を言い続けていたら、それの評判が良かったりして、ますます女風のことがわからなくなります。

 

『ときめきメモリアル Girl's Side』のゲーム実況配信では、意中にしていたガソリンスタンドで働く男の子が突然いなくなってしまって、

好きピが急に辞めてしまって途方に暮れる女風ユーザーの気持ちを、ちょっとだけ学ぶことができました。

 

2000年代の女子の性のバイブル『快感フレーズ』の存在、そして女子の黒歴史として――

「実家のお風呂のシャワーノズルを取り外して、打たせ湯みたいにして、実家で自作打たせ湯オナニーをしていた」

 

そういった知る由もなかった知識ならぬ“痴識・痴見”を得ることができたことは、とても良かったです。

 

初めてのダイヤモンドクラス…の前の月の最後のプラチナクラス。

ランキングが更新されてから事務局から連絡が来ました。

「ちょっと聞きたいんだけどさ~、あと予約1件でダイヤだったのに、なんで狙わなかったの?」

僕は自分がそういう位置にいることを知らなかった。

 

「残念だなぁ。ここ、頑張る人と頑張らない人は大きな差があると思うんだよなぁ。ダイヤモンドクラスのセラピストが増えてほしかった。残念」

 

じゃあさ! 1件くらいなら、ちょっと誤魔化して、ダイヤにしてくれよ!

……心底、そう思いましたね。

そんなに甘くない、シビアな世界です。

 

ダイヤモンドになってからも、甘くなかった。

夜の世界特有の不穏な部分に飲み込まれるように目が濁っていた時期もあると思うし、気が荒んでいた時期もあったと思います。

 

ホテル先入りのお客様がおつまみのミミガーと缶ビール片手にお待ちになられていて

「今日はお前に説教してやろうと思って来たんだよ」と言われ、

初対面にもかかわらず、自分がいかにセラピストとしてダメなのか説教されたことがあったと思います。

 

ジト目で相手の話が終わるまでじっとしていたと思いますが、

そこは一緒になってミミガーを食べながら「ごめんサー」と謝れるのがトップランカー。

お前は失格です。

 

まぁでも、しょうがないよね。

 

実際、反省すべき点はたくさんあると思う。

余裕がなくなった時に出てくる、自分の中の最も醜悪な面は、平気で他人を傷つけるもので、

「素直」とか「率直」といった言葉を免罪符にして、辛辣な事態を招いていたと思います。

 

痛々しいだけならまだ、尖ればいいだけのことでしたが…

自分の無力さはこれほどまでか…と、無慈悲に自覚するような季節でもありました。

 

そういえば、2年目くらいの時に僕の部屋で充電するアダルトグッズの量が尋常じゃなくて、

それを見てドン引きして消えた後輩がいましたが、最近になって戻ってきたので、よかったですね。

 

3年目。

全国1位も経験して(これは萬天堂の看板セラピストとしてしっかりしなきゃ)と意気込んでましたが、完全に空回ります。

 

潮吹き後のベッドの写真を写メ日記にあげる後輩のセラピストさんと喧嘩したり、

名古屋の元萬天堂のセラピストさんが嫌な感じのことを呟いてたから買って出たり、

仙台の新人のセラピストさんが嘘みたいなことを呟いてるから、粛清したり。

 

それ全部やらなくてよかったです。

 

そもそも、あなた(実樹)は、あなたへのモヤモヤのためだけに作られたSNSアカウントが存在していたような、そんなロクでもない人間の時点で、何も言う資格はない。

 

そういう立ち回りをしたって、良いことは一つもないことを学ぶの遅すぎでしたね。

でもしょうがない。

でも反省しろな? マジで?

 

ひっくるめて一言で言えば、お前(実樹)は「はしゃぎすぎ」なんだよ。

 

この季節は、かなり「報われた」と思う瞬間がありました。

中でも嬉しかったのは、TOKYO FMのラジオ番組に出演したことです。

 

事務局から連絡が来たときは、嬉しさのあまり、飛び跳ねました。

ツイキャスもずっとラジオ風に配信していたので、何だか報われた気持ちになれました。

 

ちょっとは堂々と「女風で働いてたんです」と言えるなぁ…と、そんな気持ちになりました。

 

自分が得た喜びを糧に、女性のための痴識や痴見を還元しようと、意気込んで臨んだ店舗至上初のセラピスト講師。

入念に資料を作成し、女風セラピストの先祖である「陰間」の歴史から、フランスの性教本を元に自分の体験を織り交ぜてお伝えした性感座学…

 

おそらく、何の役にも立っていないと思います。

 

この期間で身の丈を知ったおかげで、徐々にオーバーサイズの古着も買わなくなりました。

メンズメイク、好きでやってるんですが、一度、中国人のお客様に中国語でまくし立てられながら、

ビオレの洗顔シートで急にゴシゴシ顔面を削られたことがあります。

 

4年目。

創設されたマスターズランクを背負いながら、新しい視点、新しい価値観を求めて、自分の中の理想のセラピスト像を追い求め始めます。

 

自然に導かれたのが【神道】との出会いでした。

女風セラピストをやりながら、スピリチュアル(古事記や日本神話)を語る、ヤバいヤツの完成です。

 

好きが転じて、神社検定なるものを受験しました。

自分を萬天堂に追いやった大学院受験のリベンジです。

落ちました。

 

念願のタトゥーを入れました。

「入れなくてよかったんじゃない?」と言ったっきり、見なくなったお客様がいます。

 

かなり時間をかけてリサーチしてかき集めたラブホテルの様子のおかしな口コミを紹介する【全日本ラブホ口コミ選手権】……不発でした。

それでもあきらめたくなくて、自分のリットリンクに置いています。

 

意気揚々と、予約を打診していただくお客様と自分とのやり取りをフィクションで描いた【打診DMファンタジー】……お叱りを受けました。

本音では、まだ書きたかったので、叱られるまでまた書こうか悩んでいます。

 

呆れるほどに不器用な……もう本当に名ばかりのマスターズですが、入店前の方からメッセージでご相談をいただいたり、

タメ口でカウンセリングフォームのフォーマットを要求されたりします。

 

入店前の方には「やめておいた方がいいです」と伝えることができたし、タメ口の人の要求は無視しました。

 

驚くような場合もありますが、人に必要とされたい、頼りにしてほしい――そういった承認欲求のモンスターなので、嬉しいです。

 

自虐的に残念なところばかりピックアップしてしまいましたが……

女性専用風俗のセラピストとして、日本のエロスカルチャーを最前線で見つめる。

そういった意欲で始まった道。

 

「女風」が風俗らしいところ、風俗らしくないところ。

実感し、体感し、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。

心から感謝です。

 

青春に限りはあるが、性春は無限である。

 

格言なんて残しちゃって、

調子乗っちゃって、

満点の痴上の星に、

着替えの途中で照らされて、

羞恥晒して、穴帰る。

 

女風の竜虎に混じる女風土竜(モグラ)こと、

実樹の4年の黒光歴史をここに賞します。

 

東京萬天堂・実樹

 

―――

 

真夏のピークにこうして周年のご挨拶ができて、本当に幸運です。

今は少しでも自分と関わってくださった皆様が報われますように……と祈りをささげております。

 

また、ここから年末に向けて、人生を通して振り返った時に、

素晴らしい日々になっているように、

意識して過ごしていこうと思います。

 

新しい自分も探します。

 

Threads(スレッズ)を始めてみました☆

どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

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