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写メ日記

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実樹の投稿

第29回『実樹の禁断賞状💮』

06/01 21:57 更新

第29回『実樹の禁断賞状💮』

2025年6月1日。

 

今月の[ランキング]では “東京No.1” の評価を頂くことができました!

 

今回で、

通算 “20回目” の東京No.1 になりました。

 

全国の方ではマジで大したことないのですが…

数ある、数ある、数ある選択肢の中で、

東京にご縁のある皆様に

[実樹]を選んで頂けたこと、

心から感謝です。

本当にありがとうございました。

 

正直、積み重なった[数字]と

自分の[不完全さ]があまりに乖離していて、

呆れて笑うしかないような…

恐縮の気持ちでいっぱいです。

 

この道のりを通して、

身をもって感じたこと。

過去の体験や、他の可能性と比べられる中で、

“誰かになり代わってなにかをすること” はできない。

 

そういう中で学んだこと。

自分は自分でしかなく、

突き詰めて “自分にしかできないこと” を見つけるしかない。

 

類を見ない “悦び” と “刺激” に満ちたこの世界で、

自分を証明することには、

何物にも代え難い{幸福}があります。

 

恥も外聞もなく自分をさらけ出せる、

そんな世界は限られています。

 

妄信的に、

自分の直感しか信じられなくなっていた “僕の性分” に、

令和の女風は合っていたようで、本当に救われました…。

 

花街の世界ですから、

今の自分のすべてを肯定することはできませんが、

別の可能性を選択した自分の “見るも無残な姿” は容易に浮かぶので…

マジありがてぇ…って気持ちでいっぱいです。

 

“良い風” を運べるように、

これからの季節も頑張ります!

 

ぜひ、会いに来てください☺️

 

この度は誠にありがとうございました!

 

ということで、

今回は20回目の東京No.1をお恵みくださった

{女風の女神様}

に表彰状を贈ります💮✨

 

''痴人の愛"を知るための道を歩むことができて、

実樹は幸せ者でございます!

 

最果ての地で灰になるまで、

頑張ります🪬🔥

 

Xのプロフィールの方に[8月までのスケジュール]を更新させて頂きましたので、是非一目見て頂けると嬉しいです!

 

雨の香りと共に、

梅雨も楽しんで参りましょう🌧️🪷

 

[X]

@miki_mantendo 

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第28回『実樹の禁断賞状💮』

05/30 02:52 更新

第28回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月30日。

 

新年度に入って、はや二ヶ月が過ぎ去ろうとしている。

早いねぇ。

春だったねぇ。

なんてったって春だった☘️

 

皆様の春はどうでしたか?☺️

 

"春の季語"には…

「高校デビュー」や「大学デビュー」

なんて言葉があります。

辞書の"共感性羞恥"のページに載ってますね。

 

中には新しい職場環境を皮切りに

"新しいキャラクター"に

チャレンジしてる人もいたんじゃないですか?

 

知ってました?

この世で1番カッコいいキャラクターは…

『天才肌の不思議系』

なんですよ。

 

常人とはかけ離れた感性を持っているが故に、

ついついズレたことを言ってしまう。

 

"あのちゃん"とか"藤井風"

とかあの感じ。

 

憧れますよね。

 

____もうええでしょ。

 

楽になろう。

表彰状という名の『引導』をお渡します。

 

ーーー

 

表彰状「この世で1番カッコいい、『天才肌の不思議系』と思われたくてやってきたが、いよいよ限界を感じている人へ」

 

あなたはこの春、決意しました。

 

“無難”なんて埋没、“素直”なんて敗北。

 

目指すは、唯一無二の

『天才不思議レディー』

藤子・F・不二雄もビックリの常人を超越した風の女になると。

 

まずは挨拶代わりのこの一言。

 

「この部屋…なんか、不気味じゃないですか?」

霊感勝法は定番中の定番。

シックスセンスでアピールする只者じゃない感。

綺麗に決まれば今後、早退しやすくなる。

 

口癖はこれ。

「今の、デジャヴ…」

一日に三回は言う。

なんかあったらすぐ言う。

モニタリングのロケがやってきた時にも言った。

実際に前にも来たことがあったらしい。

すっかり忘れていた。

 

好きな食べ物と聞かれ、

咄嗟に「クスクス」と答える。

昨日、テレビで見た"アフリカの主食"。

「美味しいの?」と聞かれて「はい」と答える。

すると、同僚のエリコがアフリカに行ったことがあるらしく「私も好き!山羊のシチューと食べたけど美味しかった!」とか言い出した。

あれ、シチューと食うんか。

慌てた私は、その日の夜に、京急線に乗って、聞いたこともないような駅で降りて、クスクスを食べた。

口の水分全部持ってかれるヤツだった。

覚悟が違う。

私はこの環境で「天才肌不思議ちゃん」を勝ち取るんや。

黙ってても周りに気を遣わせるんや。

 

好きな映画を聞かれたら「魔女の宅急便です」と答える。

必ず「へー!ジブリいいよね!」とか「俺も好き!」とか盛り上がる。

一見、定番な解答に見える。

しかし、この一言をつければ、この回答は一級品の「不思議ちゃん回答」になる。

 

「実写のほうなんですけど…」

 

大概の人は、実写版の魔女宅を観ていない。

まるで魔法にかかったように周囲は困惑する。

「ニシンのパイを焼いたことがある」も欠かさない。

盤石。

 

職場にゴキブリが現れれば「かわいい♡」と囁く。

「人類の大先輩なので…」という視点の変化球を投げる。

もし、私の家にGが出たら発狂しているだろう。

これぞプロの天才肌、我ながら誇らしい。

 

“ちいかわ”の話題になれば「知らない」と宣言する。

並の不思議ちゃんはむしろ"ちぃかわ"好きでしょ。

そこと差をつける。

「名前が無いなんて…可哀想」などと哲学っぽいことを呟く。

どのくらい小さいのかを気にする。

子供の頃にサボテンの陰に隠れてる"ちぃかわ"を見たことがあるかも知れないと追い討ち。

 

『お土産・お菓子配り』は腕の見せどころだ。

私は必ず配るものを決めている。

"スルメ"だ。

スルメが好きな女、これで通す。

しかし、これには問題がある。

私の想像以上に『ご当地乾きもの』は存在する。

お返しにもらうことが増える。

減量中のボクサーみたいな食生活。

口が渇く。

天才肌の不思議ちゃんをやるには、口の水分をすべて持ってかれる覚悟が必要だ。

 

調子のいい時は「自分の名前がわからなくなる」振る舞いをする。

誤算だったのは、心配した上司から、小学生の体育の時間のように「ゼッケンをつけるように指示された」こと。

やりすぎたと後悔。

 

そんな日々の終盤に…

ついに現れたのです。

“本物”の天才肌。

"ガチモン"の不思議ちゃん。

 

さらに懐かれてしまったんです…。

 

「利き腕じゃない方の脇毛だけ生やしたくなるじゃないですか〜」

 

あなたは笑いましたね。

(うわ、すげぇ)と。

(本物は、理解できん)と。

 

…そう、それはあなたが、

“不思議ちゃんをやるの"

を限界だと悟った瞬間でした。

 

でも、もうやめ方がわからない。

今さら「キャラでした」なんて言えない。

 

だからあなたは霊媒師を呼びます。

お祓いをして、

“憑き物が取れた人=常人”

としてリスタートを切るために。

 

あなたの、その滑稽なまでにまっすぐな自己プロデュース精神。

世界が見て見ぬふりをしても、私はここに賞します。

 

2025年5月30日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

誰かに愛されたいがために、

ちょっとだけズレた、

“本当っぽい嘘”を積み重ねる。

僕はそういう人が大好きです。

 

僕はね😃

 

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@miki_mantendo

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第27回『実樹の禁断賞状💮』

05/29 11:53 更新

第27回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月27日。

 

素直になるって、めちゃくちゃ難しいですよね!

僕は「素直になって」とか「ありのままでいて」って言われた瞬間に(誰がなるかよ!)と天邪鬼を発動してしまうタイプ😇

 

でも、

君もまた、

僕と似た様な、

誰にも踏み込まれたくない、

領域を隠しもってるんだろ?

 

ーーー

 

表彰状「好きピに素直になれない人へ」

 

待ち合わせ場所に着いたあなたは、

好きピを見た瞬間、

本当は“会えて嬉しい”のに、

口から出たのは「おっそ」でした。

 

好きピが笑顔を向けたら、

あなたは、

「いや、笑ってくるの、意味わからん」

と刺しました。

ハートはニヤついてるはずなのに、

ワードはグサついてしまいます。

 

👦「今日のホテルどうしようか?」

👦「事前に調べておいたんだ」

👦「こことか、こことか、こことか、どう?」

 

気の利く選択肢の提案を出されたときも、

「誰と行ったんだか」

「はいはい、あんたが主導権ね?」

って毒を吐きつつ、

ちゃんと好きピの選んだホテルに向かって歩きます。

だったら、初めから黙ってついていきなよ…

そんな常識は通用しませんよね。

 

ラブホのロビーの駄菓子コーナー。

👦「あ、これ懐かしい〜」

「食べたことない」

ありますね?

👦「おこづかい100円もらったら、どれ選んでた?」

「覚えてない」

覚えてますね?3つ入ってるうち1つ酸っぱいのがあるガム食べてましたよね?

👦「これとか美味しいよ!もってこ!」

「太らせる気? 罠? 」

しれっと、うまい棒を3本(サラミ味1のコンポタ味2)そっとバッグに入れてますね?

 

あなたのツンは、

暴言に見せかけた“誤魔化し”です。

 

部屋に入ってからも、

👦「シャワー浴びる?もしかして、可愛い下着だったりする?見たい見たい」

「は?きっも!可愛い下着なんて、着てないから!あっちいけ!」

フリフリですね?

謎の位置にリボンがありますね?

Amazonに無かったから、わざわざショップの通販で買いましたね?

 

内心では“かわいい姿を見られるのが怖い”のかも知れない。

 

ソファに並んで座る。

くっつく好きピ。

あざとい。

「近いって!ほんと無理!」

大型犬くらい、わしゃわしゃしたいのに…。

 

👦「おぉ、ここネトフリ観れるんだ!」

「つけて〜」

👦「何がいい?恋愛映画のおすすめ調べようかなぁ」

「海外の孤独のグルメみたいなヤツみる」

 

画面では、知らない外国のおじさんが聞いたこともない料理を食べて「美味い美味い」と言っています。

 

プレイが、まったく始まりません。

 

でも、好きピは知っている。

 

あなたがいちばん欲しいのは、

抱きしめられることじゃなくて、

“逃げずに見つめられること”だと。

 

👦「はぁ」

とため息をついてからの、

好きピのオオカミモード。

 

🐺「ほんとにめんどくさい、グルルルル」

 

ツンデレ赤ずきん。

いいですか?

あなたはツンデレ赤ずきんです。

これからあなたはツンデレ赤ずきんとして生きなさい。

 

友達に「私、改名する!ツンデレ赤ずきんちゃんになる!」って言いなさい。

会社のSlackの名前を「ツンデレ赤ずきん」に変えなさい。

 

あなたのそのめんどくさくて、

とびきり誠実が故の、

心のクセを、

ここに賞します。

 

2025年5月27日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

俯瞰で見てる神々が、

小っ恥ずかしくなるような、

奇行恥行連発で、

"素直になるまで"を楽しめるといいよね。

 

非効率なことを愛して、

おとぎ話のような体験を求めることが、

ここでの正解の様な気がします。

 

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@miki_mantendo

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第26回『実樹の禁断賞状💮』

05/25 14:39 更新

第26回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月25日。

 

皐月、最後の日曜日ですね☀️

お出かけする人は目いっぱい晩春を楽しんでください☺️

 

そして注意もしよう。

こういうことが浮かぶってことは…そう、僕も実はちょっとね…わかっちゃうからなんです。

 

悲しいかな、これが"人生"なのよね。

 

あなたは、ちゃんとしていたはずだった。

準備も、時間も、気合いも。

だけど、自分の意に反して、たまに神様に…

 

「人間やめませんか?」

 

…って言われてるみたいな時がある。

 

ーーー

 

表彰状「日常の神様にフルコンボで煽られた人へ」

 

きっかけは、

「エアコン、切ったっけ?」

 

駅の改札まで辿り着いたとき、

あなたの中に、モワッと浮かんだ“あの不安”。

 

「え、絶対"除湿フル"でつけっぱなしだわ」

そう確信に変わった瞬間、

あなたは家に向かって、引き返しました。

 

ドアを開け、部屋に入ったあなたを湿度が襲う。

エアコンはオフでした。

 

「なんだよ」

そう一言つぶやいて、溜息を一つ。

 

でも、ここで終わらないのが、あなた。

 

玄関で靴を履き直そうとした瞬間、

姿見に写った今日のあなたのコーデ。

上も下も黒。

鞄も黒。

 

「なんか……喪服……?」

 

友達に「喪中じゃん」と、

いじられる未来が脳裏に浮かんだ。

 

確かに、推しのアニメキャラ(敵側)は死んだばかりだが。

 

そこから、急展開。

 

あなたは、靴下だけを残して全身のコーディネートをやり直しました。

急いで家を飛び出したときには、もう5分遅れていたはずです。

 

駅まで走り、改札へ。

Suicaをかざそうとポケットを探す。

……ない。

 

「うわ最悪、Suica忘れた」

戻ったら遅刻。

だから、久しぶりに

券売機という名の古代文明に手を伸ばし、

「えーと…えーと…」一生分の「えーと」を使い果たしつつ、

もたつきながら切符を買いました。

 

電車の中で、

“忘れっぽい自分”を責めていたあなた。

しかし、小学生の時、同級生の男の子から言われた、

「お前ん家の父ちゃんって、声小さいよな」

こんな一言は今でも鮮明に覚えている。

脳の使い方間違ってる。

 

そうこうしてるうちに、

目的の駅に着いていて、

危うく乗り過ごしてしまいかけたところを、

「おります!」と慌てて電車を飛び出す。

車内から降りるターンはとっくに終わっていたので、

乗り込んでくる人々に嫌な顔をされた気がした。

一応、振り返って確認。

中学生が私を見つめている。

 

「こんな大人になってしまったのは、イキって成人式に出なかったからかなぁ」

そんなことを思いながら、改札を抜けようとポケットを探したそのとき——

 

出てきたんですよね。

Suica。

 

「……あったんかい」

 

“人間が下手すぎる”

そんな自覚が、今日はあなたをずっと追いかけていた。

 

新宿は豪雨。

あなたは何処へやら。

 

歌舞伎町に続く地下通路、

光の入らないタイルの隅に、小さく溜まった泥水。

 

踏む。

 

せっかく着替えたベージュのフレアスカートが、

泥水で汚れた。

白にしなくて良かった。

ベージュに泥茶はギリおしゃれ。

 

「ごめんごめん」と駆け寄った友達の服装は全身真っ黒でキマってた。

 

あ、傘がない。

 

日常の神様にフルコンボで煽られつつ、東京でたくましく生きるあなたの生命を讃え。

ここに賞します!

 

2025年5月25日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

大丈夫です。

みんな、そんなもんです☺️

 

あ、いや、みんなじゃないかも。

 

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第25回『実樹の禁断賞状💮』

05/23 04:48 更新

第25回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月23日。

 

"パッとしないモーニング"のことを

"いとおしい朝"と読んでいます🌵🐃☀️

 

そういう日こそ思い出して、思い立ってほしいものです🤠

 

ーーー

 

表彰状「いとおしい朝を過ごしている人へ」

 

明日から雨らしい。

それに気づいたのは、さっき。

じゃあ今のうちに、と思って、散歩に出た。

 

お気に入りの道がある。

犬カフェくらい、いろんな犬種のワンちゃんたちが現れては消えていく、

ちょっとした“ドッグストリート”。

 

しばらく歩くと、

ふわふわの真っ白なポメラニアンと目が合った。

かわいい。

 

「わんっ!゛わんわん゛わん゛わん゛わんわん゛!」

 

——尋常じゃない吠え方だった。

 

心の中で(おいおい)と思っていると、

飼い主のおばさんが、ポツリと呟いた。

 

「この子、滅多に吠えないのにねぇ」

 

え?非はわたし?

なぜか、私に"吠えられるに値する何か"があったかのような空気が…その場に残った。

 

逃げるようにその場を去った。

 

近所のコンビニに立ち寄る。

何度か顔を合わせたことのある外国人の店員さんがレジにいた。

たぶん中東の方。

さっきのポメの一件で体内に満ちた淀んだ気を取り返そうと、店員さんにニコリと話しかけてみた。

 

「日本はもう長いんですか?」

 

すると店員さんは、まっすぐ言った。

 

「昨日キタバカリ」

 

……いや、絶対ちがうやん。

半年は働いてますよね?

難しそうな光熱費の支払いやら、ローチケの手続きやら、手際よく捌いてたよ?

 

笑ってうなずくしかない。

ツッコむ語学力も勇気もない。

 

コンビニを出て、歩いてると駅前付近で、マッチョのお兄さん、最近出来たばかりらしいジムのチラシを配っていた。

正直、ジムに通う気はないが、良いことをしようという気概で、チラシを受け取る。

 

するとマッチョに、

「人生変えましょ!」と励まされた。

 

私の人生は変えなきゃダメなんでしょうか?

そんな風に見えましたか?

余計な思考がぐるぐる巡る。

 

ぶぶぶとポケットの中のスマホが鳴っている。

指うまく入らず。

結局取れず、止まる。

朝からなんだ?

確認すると…ポケットの中で誤作動していたらしく…

一昨日利用した女風のお店の番号に何度も発信されていた。

 

「……いやいやいや」

 

発信履歴の画面を消しながら、

連絡先登録だけはしないと心に誓う。

距離が縮まると、ハマりすぎる危険性がある。

めちゃくちゃ楽しかったからね。

朝からすいません。

 

落ち着くためにスタバに寄る。

意識の高い人たちで溢れる店内。

5軍みたいな服装(ハヤシライスを食べこぼした染みの痕が残ったスウェット)でいるため、迷いなくテイクアウトを決意。

恋愛してそうな店員にラテのビッグを頼む。

ベンティとは脳から出てこなかった。

 

「お持ち帰りで」とはっきり言ったはずなのに、

差し出されたのは、店内用のグラス。

違うとは思ったけれど、

「違います」と言えずに、

「ありがとうございます」と言って、受け取った。

スタッフ同士でちょっと確認みたいな会話をしていた。

やめてくれ。受け取ったのだから、私を広げないでくれ。

黙って受け取った、これが答えなのだから。

 

席につき、X(旧Twitter)を開いた。

……とたんに流れ出したのは、

フォロー中の誰かがリポストしていたエッチな動画。

爆音。

喘ぎ声のイントロが響いた。

なんだよ!くそ!フォロワーのくそ!

 

すぐに止めた。

けど、近くでMacを開いていた人が、ヨレヨレのTシャツに髭のお兄さんがこっちをチラ見して、ニヤニヤしながら画面越しにコソコソと話しかけている。

リモート会議のネタに使われたか。

クソ。

家でやれ。

そのTシャツをもっとヨレヨレにしてやろうか?

 

ラテを半分残して、スタバを出る。

トールでよかったなぁ「トールで」って言いやすいし。

 

家の近くの角を曲がったとき。

ガサガサと音がして、視線をやると、

カラスが1羽、自分が今朝出したばかりのゴミ袋を食い破っていた。

 

その向こうには、おばあちゃん。

小さな体で、ブツブツ文句を言いながら掃除していた。

 

「……すみません。自分のゴミです」と打ち明ける勇気が出ず、逃げるように、そっと家に入った。

 

いとおしい朝。

あぁ、いとおしい我が人生。

 

インスタを開くと、ちょっと苦手だった会社の元同期の子がニュージーランドに滞在中らしく、おしゃれなストーリーをあげていた。

母国ではモテなそうな外国人の夫と結婚し(日本人の男なんて微塵も眼中にありませんよ)と主張しているかのような、黒々とした太い眉毛。

思想は眉毛に出るものだとはいえ、あの太さは私のような日本で終わる女へのマウントだろう。

昔はジャニーズの追っかけをしていたくせに。

私は知っている。

私は知っているぞ。

 

不慣れなTikTokをちょっとだけ開いてIPPONグランプリのすでに見たことあるネタが流れたところで閉じる。

何回こすんねん。

 

それで、今。

なんとなく気分を変えたくて、

女風の予約ページを開いてる自分が、

……嫌いじゃない。

 

そんな"いとおしい朝"を迎えているあなたに、敬意をこめ、ここに賞します。

 

2025年5月23日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

朝を制すものは1日を制す。

欲を満たすものは生命を満たす。

 

朝から気づいてくれた人は飛び込んできてくれたり、

1日かけてご予約検討してくれたら嬉しいです☺️

 

Xの方では[全日本ラブホ口コミ選手権]という、何とも愛おしい記憶で飾られた、禁断の祭典を開催してるので、是非チェックしてみてください。

 

何か一つでも刺さって、

君を引き寄せたい!

 

な!

 

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@miki_mantendo

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第24回『実樹の禁断賞状💮』

05/21 13:16 更新

第24回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月20日。

 

僕がラブホテルを「愛している」ことは明瞭かと思われます。

ラブホ好きがまず最初に出逢う"衝撃"、

性好奇心の初期衝動のゴールと言ってもいいかも知れないリゾート。

 

そう、『バリアン』です。

 

新宿を拠点にグループ展開する、

ホテルバリアンリゾート。

バリアンに関しては、

まず初めに「なにこれ?本当にラブホ!?」と夢中になり、

逆に(周りと同じが嫌だな)って意味で、

「私が好きなホテルはバリアンじゃなくて〜」と他のホテルを挙げるようになり、

"愛宿放浪記"が充実したところで、

改めて「やっぱりバリアン」と言えるようになる。

 

そんな感じですよね。

 

東京痴民へ。

 

ーーー

 

表彰状「ホテルバリアンリゾートへ」

 

ハワイでも、モルディブでもなくて——

「バリ」であること。

新宿にラブホを作ろう!

そうだ!「バリ」にしよう!

のチョイス。

 

創設者・荻野勝朗(おぎの かつろう)氏の体験した感動、と貫かれた哲学・ユーモアを感じます。

 

バリアンへの扉を開けた瞬間、

ふわりと香るアロマに包まれて、

ほんの少し、日常が遠くなる。

どこかに旅に出ていた感覚が蘇るのに、

実際は新宿だったりするのが、たまらない。

 

ロビーに置かれた謎のお茶の名前は、何度行っても覚えられない。

ぐて茶?ぶて茶?それすら不確かで、だけど、いつもちゃんと美味しい。

 

料理のクオリティ、驚かされます。

ナシゴレンの香ばしさ、うどんのダシのあたたかみ。

至高の事後のための献上品。

 

ロビーの無料フードも充実。

ポテサラとごぼうサラダの“給食感”が妙に沁みる。

ラブホテルで童心に帰るなんて、思いもしなかった。

 

杏仁豆腐上にはイチゴやキウイのソースがかかっていて美味、

でもたまにノーソースの素の杏仁を選ぶ頭のオカシイ人がいて、

そんなキチガイでも受け入れるバリアンの懐の深さに感心。

 

そしてバリアンには利用者が無料で使えるカラオケルームがある、

カラオケでは普通はキスとかペッティングくらいまではしてる人たちがいるし、

なんならおっ始めてる人がいる、

でもバリアンのカラオケでは、誰もおっ始めない。

不思議な清らかさが漂っているのは、

上にいけばすぐに部屋の特殊環境だからこそ。

 

無料のクロワッサンをロビーのトースターであっためる時のドキドキ…

 

色とりどりの入浴剤バイキングから推しの色の入浴剤を選んで目一杯カップに詰めて運ぶ時は、モンハンで竜の卵を運んでる時のようなスリル…

 

「ちょっと待って、なんでこんな緊張してんの?」

______摩訶不思議アドベンチャー。

 

春雨スープとお茶漬けがある店と、ない店がある。

それを「まあまあ、場所によるから」って当たり前みたいに言う自分に、ちょっと引いてます。

真面目だから!!!

真面目に生きてるからこそだから!!!

一括りにできない店舗それぞれの魅力。

 

浴槽は大きくて、溺死できるくらいの贅沢感。

お風呂のテレビをつけたら突然AVが流れてきて、滑って転ぶ。

そういう間の抜けた瞬間すら、記憶に残る。

 

天蓋ベッドの布は必ずおろす。

酔っててもおろす。

気が昂っての1人バリアン。

見知らぬ天蓋を見上げて呟く。

 

「俺は、お姫様になる」

 

バリアンでは

王子様にもお姫様にも

悪魔にも天使にも

なれるんや。

 

謎の『伊豆への無料宿泊チケット』がもらえるまで、

スタンプを集めている自分の姿が、ちょっとだけ滑稽。

そして、永遠にたまらない。

噂では伊豆の施設は存在してないらしい。

確かに僕の周りにも「スタンプ5個貯めて伊豆に泊まった」って言う人、1人もいないです。

 

新宿グランピング店にはハンモックがある。

歌舞伎町のど真ん中で、キャンプ特有の無理な体勢になれるなんて、すごいことです。

 

深い感謝と驚きを込めて、ここに賞します。

 

2025年5月20日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

あのナシゴレンをもう一度食べるために。

あの布団の上の花をそっとどけるために。

忘れたお茶の名前を、また忘れるために。

 

もたらされる全てが、東京痴民である、

我々の“ごほうび”。

 

存在してくれて、ありがとう、バリアン。

もはや、インドネシア・パビリオンだよね。

認めてもらえるように万博に申請してみよ。

ダメか。

公式グッズ作ってもらえるように、大沢たかおさんの事務所に申請出してみよ。

 

バリアンで素敵な思い出が作れますように。

いつか全てのバリアンを制覇できますように。

 

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第23回『実樹の禁断賞状💮』

05/20 14:32 更新

第23回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月20日。

 

急にセラピストがいなくなることはよくあることです。

陰日向に咲く花は枯れやすい。

あれは"性春の幻"だから…"そういうもの"だから…______

なんて、そう簡単に割り切れないですよね。

 

ありがたいことに時に僕の元へ、

「女風の声」なるものが届くことがあります。

 

それらは共感を得たり、驚くようなものだったり。

 

中にはこんな人がいたとかいないとか。

 

あなたは、愛を貫いた。

沼の底から、夜の東京へと這い出て、

今日もひとり、ヴァンパイヤと闘っている。

 

そのすべての始まりは、

たったひとつの"ピロートーク"での彼の囁きだった。

 

ーーー

 

表彰状「突然いなくなってしまった好きピ君が最後の日にポツリと呟いた言葉…「僕、ヴァンパイヤなんだ」その言葉を信じ、ヴァンパイヤハンターとなり、連日連夜、東京に潜むヴァンパイヤと闘っている人へ」

 

突然だった。

「突然ですが…」から始まる退店報告。

予約も、スケジュールも、すべての更新が止まり、

彼は姿を消した。

あの日を境に、実体ごと、闇に溶けた。

 

聞いていた本業の職場、聞いていた住所、聞いていた地元…

全てを漁ったが、彼は出てこない。

 

彼が住んでいたという最寄駅に引っ越して、3ヶ月…

その姿は見当たらない。

 

絶望。

回遊。

好きピ君よりもランクが上のマスターズランクのセラピストを指名。

挙動がおかしいクソ坊主だった。

ハズレ。

回遊。

初めてのお店でポエム風の日記が人気のトップランカー。

駅で待ち合わせしたら、日傘で相合傘してこようとして、その手を払いのけた。

街を見渡せよ!いないだろ日傘で相合傘してるカップルはよぉ!

ハズレ。

絶望。

 

好きピ君に会いたい…。

 

最後に会ったとき、

彼がふと、ベッドの端で言った言葉を思い出した。

 

「僕、ヴァンパイヤなんだ」

 

……は?

 

その時は「ヴァンパイヤなんだぁ♡じゃあ私の血を吸って〜♡口から吸って〜チュッチュチュー♡」とイチャイチャの糸口にしたけど…。

彼は微笑んだだけ。

 

正直、意味がわからなかった。

でも、その声が少し寂しげで、

その目がどこか遠くを見ていて…。

 

あの言葉を、あなたは信じた。

 

それからの日々。

あなたはネットを漁り、古書を読み、十字架を握りしめて、

ヴァンパイヤハンターとしての訓練を始めた。

 

銀の杭をAmazonでポチり、

ニンニクを首に下げ、

代々木の森でひとり夜を明かし、

六本木のビル風に身を晒し、

高円寺の満月を見上げながら泣いた。

 

いつしか、人々はあなたをこう呼ぶようになる。

 

「東京の夜を彷徨う、女風エクソシスト」

 

友人らは、あなたの異様な執着ぶりに恐れ慄いた。

親友のナオコに"塩"をぶつけられた。

逆剥けしている指に痛みが生じた。

でもあなたは、怯まなかった。

 

なぜなら、信じているからだ。

彼が生きていることを。

そしてきっと、夜のどこかで血を吸っていることを。

 

あなたの執念は狂気となり、

完全に悪魔城ドラキュラの主人公"現代のベルモンド”となった。

ベルモンドのように、うっすらヒゲも生えた。

 

ある日、あなたは幼いヴァンパイヤと対峙した。

「ごめんなさい!もう人間の血は吸いません…赦してください!」

その言葉を信じ、あなたはそっと杭を引っ込めた。

あなたが背を向けたその瞬間、ヴァンパイヤはあなたの首元にかじりつき「人間の生き血うまうま」とTikTokライブ配信を始めた。

こんな時にまで配信してしまうのか…あなたは胸を痛めながら、配信系ヴァンパイヤの両目を潰し、心臓に杭を打ち込んだ。

ヴァンパイヤは「アカウントはVANされちゃう!ヴァンパイヤだけに!」と最後まで、どうしようもない言葉を吐き続けていたという。

 

女風に染まっていたあなたの夜は、血で染まるようになった。

 

深夜のネット通販が流れるテレビが照らす、好きピの一言。つまりは、お泊まりコース中。

 

「僕、ヴァンパイヤなんだ」

 

その時は(そんな言葉で誤魔化させないぞ。私のお泊まりコース中に睡眠なんて赦さないからな)と無視したけど…今となっては、あれだけが大きな彼の手がかり。

 

あなたのその直向きな愛と血に染まる月夜を、ここに賞します。

 

2025年5月20日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

今日もまた、あなたは

新宿のビルの影で誰かをにらみつけているのかもしれない。

その男が、セラピ君かもしれないと思いながら。

 

でも、もしいつか——

こっちの心情なんて露知らず、

他店に転生していた彼を見つけて、

指名して会って。

 

彼は笑って、こう言うだろう。

 

「え、あれ本気にしてたの?w」

 

「いや、あん時眠くてwだって〇〇ちゃん、全然寝かせてくれないんだもんw」

「あ!…探してくれてたの、すごい嬉しい。またよろしくね」

「一応さ、前のお店で呼ばれてた名前使われるとマズいからさ、新しい名前で呼んでくれる?」

「てか、ヴァンパイヤハンターって結構稼げるの?こっちの店でNo. 1目指したいからさ!貸切とかしてくれたら…嬉しいw昼の仕事とヴァンパイヤハンターとやってたらストレスやばいっしょ?メンケア任せてw」

「てか、会う前ニンニク食べた?あ!そっか!ハンターだからクビからぶら下げてんのか!wごめんごめんw会う前にペペロンチーノでも食べてきててコイツ常識ねぇなぁ…とか思ってたwマジごめんwww」

 

気づけばあなたの足元に______

"血の沼"が広がっていた。

 

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第22回『実樹の禁断賞状💮』

05/18 00:32 更新

第22回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月18日。

 

最近よく思うことがあって…

偶然"人と話が合う"ってもうほぼ無くないですか???

 

趣味趣向の細分化。

友達と"推し被り"とかまずないでしょ?

だよね?

 

流行の移り変わりが早すぎ…

もはや誰が“人気”で、何が“バズ”なのか、

もはや"流行"という概念は存在しないのではくらいに思ってしまう。

 

僕は文化摂取に偏りがあるので、素直に「ごめんわかんない💦」って言って恥かいちゃうなぁ。

新しい知識を得るのは何事も楽しいので学び続けたいものです☺️

 

そんな中でも——

令和、昔よりもより"茨の道"であろう「知ったかぶり街道」をひた走る人…いますよね。

 

それは生まれ持った"性(さが)''。

 

茨…いや、もはや"修羅の道"を突き進む、あなたに賞状をお贈りします。

 

ーーー

 

表彰状「出てくるワード全部わからなかったけど"しっかり流行についてってる感じ"で最後まで飲み会を乗り切った人へ」

 

あなたは今日、表情とリアクションのみで“時代の波”を泳ぎ切りました。

 

「え?マジで!あの子出てたの?(知らない)」

 

「え〜それ知らなかったわ〜!(なにも知ってない)」

 

「えっあの“例の”子でしょ?(例の、で済ませる)」

 

「うんうん、それ、言ってた人いたわ〜(架空の人物)」

 

全部知らない。

でも全部、知ってるふりで返した。

 

サバイバルオーディション番組出身のアイドル?なにそのジャンル。一つも浮かばない。

『実力の暴力』が名言?聞いたことない…。

「実力にぶん殴られたの初めて」って言っておいた。

合ってた。よかった。

 

人気YouTuber?誰?

「平成フラミンゴ」?JUMP以外に平成が苗字の人がいるんか。

「企画が色鮮やか」って言っておいた。

合ってた。楽勝。

 

イケメン俳優?高橋?ふみや?最近ドラマ観てなかったな〜。

サブスクに来てた「やまとなでしこ」ばっか観ちゃってた。やっべぇぞ。

とりあえず「あの歳で色気ヤバい」って言っておいた(若かりし押尾学を思い浮かべながら)

合ってた。余裕よ。

 

最新のアーティスト、アニメ、漫画、ゲーム配信者、Vtuber、韓国ドラマ、タピオカみたいな食いもん…全部わからないが全部に相槌を打つ。

 

その相槌どれもが______

“一級品の知ったかぶり"

 

相槌だけで会話に溶け込み、

「うんうん、わかる〜」を中心に据えた受け身の構えで、

飲み会という“情報格差の公開処刑”を、笑顔で乗り切る。

 

その様は、ビッグウェーブを乗りこなす、スーパー・サーファー。

映画『インターステラー』で観るようなとんでもない大波ですらサーフボード一つで乗り切るであろう、規格外のバランス感覚知ったか。

 

えらい。

本当にすごい。

特技の欄に書いていい。

 

流行の全ワードが頭に一つも入ってなかったのに、笑顔と相槌だけで“若者文化通”みたいな空気を作って乗り切る。

 

そんなあなたでも余りに知らないワードが飛び出たら止まってしまう時があるでしょう。

しかし、会話が一瞬ふわっと空中で止まったとて、その瞬間、あなたは、この切り札を取り出す。

 

「え、てかコナンの映画見た?」

 

全世代に刺さる。

タイトル忘れてても語れる。

 

「安室赤井どうだった?」

「結局おっちゃんだよねぇ」

「え、新一?キッド?どっち…えーーー私は…平次なんだなぁ」

 

飲みの場が一瞬で再構築される…

魔法の呪文「コナン」

 

流行ワードが一つも頭に入ってこなかったにも関わらず。

「表情」

「相槌」

「コナン」

この優れた3つの技術を用いり“流行についていってる風”を保ち続けたあなた。

 

類稀なる“知ったかぶりスキル”の素晴らしさをここに称え、表彰いたします!

 

2025年5月18日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

会話ってね、“知ってること”より、“どうノるか”のほうが大事なの。

 

君は今日も、何も知らないまま、

堂々と社会を渡った。

最高にスタイリッシュな知ったかぶり。

 

次回もまた「だよね」「逆に〜」「あえて」乱用で乗り切っていこ。

 

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第21回『実樹の禁断賞状💮』

05/17 03:56 更新

第21回『実樹の禁断賞状💮』

2025年5月17日。

 

の深夜。

 

あぁぁぁぁぁぁぁ…!

 

今、あなたは、激しく後悔している。

 

終電を逃し、男友達とサシでカラオケに来て、

微妙に気まずいこの灰色のソファの上で、

足を組み直しながら、めちゃくちゃ思ってることがある。

 

それは______

 

(あ〜〜〜〜、もうあのときホテル行っときゃよかったわ!!!)

 

ーーー

 

表彰状「男友達とサシ飲みで終電を逃し「この後どうする?」「ホテル行く?」と言われ、いったん「行かな〜いw」と答えたものの、現在カラオケにて始発待ち中。ムラムラと後悔の狭間で“正直ホテルでセックスしてた方がマシだった”と思っている人へ」

 

今、となりで彼は「え〜何歌おっかな〜」とか言ってるけど、

いや、もう歌えないんよ。

持ち歌も尽きたし、声枯れてるし、喉乾いてるし、

カラオケという空間の“次元の狭さ”に気づき始めているんよ。

 

さっきまでは、ちゃんと理性的だった。

「ホテル…行かな〜いw」って明るく断ったし、

彼も「だよねw ごめんごめんw」って引いてくれて、

友情は守られた。

 

でも今、この感じ。

炭酸の抜けたジンジャエール。

 

真夜中の“JOYSOUND”のホーム画面ループは地獄。

森香澄の顔、何回見たか!

チャン・カワイの歌詞の解説もうええわ!

的を得てないんだわ!

アーティストも(違う…)みたいな顔しとるわ!

 

マイク2本あるのに使ってるのは1本だけ。

 

なんであのとき、ホテルに誘われたとき、「いいよ」って言わなかったん?私。

 

ムラムラしてなかったわけじゃない。

むしろちょっとテンション上がってた。

しかも、この空気よりは絶対よかった。

身体が疲れてるのに、快感だけ取りこぼしてる感じ、マジでつらい。

 

この時間の“なにも起きなかった感”、逆にエグい。

 

歌えば歌うほど思い出すの、

「ホテル行ったら、たぶん気持ちよかっただろうなぁ…」

「しかも、ちゃんと寝れたしなぁ」

「メイク、落とせたしなぁ」

「なんならカラオケついとる部屋あるしなぁ」

「なんとなく可愛い下着つけとるしなぁ」

「もうちょっとムード作って誘えや💢もうちょっと押せや💢ちっ」

 

思わず出てしまった"舌打ち"は「KAT-TUNの練習」と言い張って誤魔化す。

赤西仁えちぃなぁ。

 

今さら言い出せないけど、

「もう1回誘ってくれたら、ワンチャンOKしたかも」って心ではずっと叫んでる。

 

この状況で『シングルベッド』歌うなや!

『抱いてセニョリータ』もやめとけや!

クリープハイプメドレーすんなや!

 

エロがんな!!!私!!!

 

酔ったフリして『Sex On The Beach』入れたろ。

…このタイミングでトイレ行くなや!!!

1人で「セッセッ」って虚し!地元に就職すればよかった!!!

 

「男友達とサシ飲みで終電を逃し「この後どうする?」「ホテル行く?」と言われ、いったん「行かな〜いw」と答えたものの、現在カラオケにて始発待ち中。ムラムラと後悔の狭間で“正直ホテルでセックスしてた方がマシだった”と思っている人」へ。

 

あなたの、

夜の選択ミスと、じわじわ襲ってくる後悔のモノローグに満ちた、夜更かし欲戒苦行…お疲れ様です!!!

ここに賞してあげましょう!!!

 

2025年5月17日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

でも、もうすぐ始発。

街が動き出す。

一晩なにも起きなかった事実を背負って、

おうちに帰るだけの朝。

 

次は…ちゃんと迷ってもいい。

セックスしとけばよかったなって、思うくらいなら——

 

ちょっとヤっといたほうが、マシな夜もある。

 

さあ、帰って寝よう。

 

起きたらまた、僕のホームページを開いてね。

ね。

 

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第20回『実樹の禁断賞状💮』

05/16 16:35 更新

第20回『実樹の禁断賞状💮』

 

今日はセラピストらしく……

人類の文明が生み出したとある"神器"について筆を執ります。

 

「Dynamite(ダイナマイト)」

いいえ違います。

こんなものなかった方が良かった。

 

「Internet(インターネット)」

いらないです。

こいつのせいで人類は地獄を見ています。

 

「Jagariko(じゃがりこ)」

かなり惜しい。

人類史において最も革命的な発明ですが、気を抜いて食べると歯茎を傷つけるという難点があり、現人類にはオーパーツすぎました…。

 

今回、讃える"性の神器"

その名は——

「Womanizer(ウーマナイザー)」

 

名前は聞いたことあるけど、よく知らない。

そんな方にも届くように

この"吸うヤツ"…

いや…"吸うサマ"に

賞状をお贈りします。

 

ーーー

 

表彰状「Womanizer(ウーマナイザー)へ」

 

あなたの誕生には、ある男の“夫としての葛藤”がありました。

 

ドイツの発明家 マイケル・レンナー氏。

彼がウーマナイザー、あなたの生みの親ですね。

 

マイケル氏が告げられた、

妻・ブリジットからの正直な言葉——

 

「私、なかなかイケないの。」

 

それは夫として、男として、絶望を招く一言だったでしょう。

 

しかしマイケル氏は諦めなかった。

 

全ての"ちゃんとした"発明を取りやめ、

己の発明家としての才覚すべてを賭け、

彼は8年にわたる「妻をイカせるため」の研究に突入。

 

メカと愛の間をさまよい続け、

やがてある日……水槽を見た。

 

「魚って……ずっと吸ってね?」

 

そうして生まれたのが、

世界初の**“非接触クリトリス吸引”デバイス**Womanizer。

 

ウーマナイザー、つまりあなたは、

グッピー由来の性具である。

 

金魚の命をつないでいたあの静かな“ボコボコ音”。

そのテクノロジーが、今では人類の性を支えているなんて、

これはもう、人類スケベ史に刻まれる事件です。

 

しかも、進化を止めないあなたは、数々の機種を世に送り出した。

 

◆ Premium 2:

静かすぎて吸ってるか心配になるが、気づけば吸われてる。まさに性の忍者。

 

◆ Classic 2:

「ザ・基本形」。安心の吸引設計で玄人初心者どちらもカバー。

 

◆ Liberty:

ポーチに入るエロって何?旅先で絶頂とか、令和すぎる。

 

◆ Starlet 3:

小型でカラフル。だが吸いは本気。見た目でナメてると記憶飛ばされる。

 

◆ OG(Gスポット用):

中も吸いにくるってどういうこと?神?何かを超えてきた。

 

さらにあなたは、

セレブたちの公式カルトアイテムとしても君臨している。

 

◆ ケイティ・ペリーは語った。

「人生で一番もらって嬉しかったギフト、それはWomanizerよ。」

世界的ポップスターが吸引を愛する世界。

人類はもう、変なステージに突入している。

 

◆ そして 熊◯曜子——

性具が証拠として提出された、日本芸能史初の事変。

 

離婚裁判の中で、夫がこう主張しました。

「ウーマナイザーに付着していた体液が、自分のものではない」と。

これ、マジで裁判所の資料に記載されてます。

 

この時、僕は思いました。

体液が付着していたということは、不倫相手は自分が果てた後に熊◯さんをウーマナイザーを使用してイカせてあげたということ。

不倫相手、結構丁寧な方だなと。

不覚にも思ってしまいました。

 

日本におけるウーマナイザーはただの道具から、“事件”へと進化した。

 

吸ったか吸われたかではなく——

吸引の向こうに、人間の業があった。

 

 

「Womanizer」あなたの、

発明者の愛から始まり、セレブに愛され、裁判に提出され、

なおも痴女淑女を吸い続けるその業深さと無垢な機械性に対し——

 

ここに、最大級の敬意と戦慄を込め、

禁断賞状を授与いたします!

 

2025年5月16日

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

たかが吸引。されど吸引。

 

あなたのボコボコ音は、

誰かの夜にそっと革命を起こす。

 

火を使い、言葉を編み、

そして吸われて生きる。

人類って、すごい。

 

でもたまには、

セラピストの出番も……思い出してくれたら嬉しいな。

 

ありがとう、ウーマナイザー。

そして、マイケル氏の発明のキッカケとなった…

 

グッピーの魂、永遠なれ。

 

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