仕事が忙しく、気づけば何か月も恋人らしい時間を過ごしていない。
そんなとき、ネットで目に入った「女性専用風俗・性感マッサージ」という言葉。少し勇気を出して予約をした。
当日。
待ち合わせ場所で出迎えてくれたのは、落ち着いた雰囲気の男性セラピスト。
「今日はリラックスして楽しんでくださいね」と、自然な笑顔に少し安心する。
ホテルの一室に入ると、まずは軽い会話から。
「どんな雰囲気がお好きですか?」
「強めがいいか、優しめがいいか」
こちらの緊張を和らげながら、丁寧に聞いてくれる。
シャワーを浴びて戻ると、柔らかい音楽とアロマの香りが漂う。
ベッドに横になると、背中や肩をしっかりとマッサージされ、体のこわばりが少しずつ溶けていく。
その後、指先がゆっくりと腰や太ももをなぞるように動き出す。
普段は誰にも触れられない部分に、優しく、時に熱を帯びたタッチ。
思わず深い呼吸が漏れる。
「大丈夫ですか?無理はしませんから」
そう声をかけられると、恥ずかしさよりも安心感が広がっていった。
時間いっぱいまで、恋人のように優しく寄り添われる。
「また疲れたときに呼んでくださいね」
最後の笑顔に送り出され、外の空気を吸ったとき、不思議と体だけでなく心まで軽くなっているのを感じた。
