今までの俺は、
「従わせる」 「染める」 「導く」
そういう感覚が強かった。
たぶん俺の中にはずっと、 本能のまま相手にぶつかる自分と、 それを制御する自分がいる。
相手によっては、 それが恐怖になるかもしれない。
ただの押し付けになるかもしれない。
だからちゃんと相手を見て、 加減して、制御して……
その上に出来上がったのが みんなが知ってる「優しいVivi」なのかもしれない。
もちろん、それも間違いなく俺。
でも最近、 そのお面のもっと奥を覗こうとしてくる人に触れて、
少しだけ亀裂が入った。
優しいだけじゃ満足しない。
もっと奥を知りたい。
もっと暗くて。
黒くて。
生々しいところまで。
そんなふうに近づかれると、
「信頼できる人になら、見せてもいいのかも」
って思ってしまった。
綺麗に導くんじゃなくて、 支配という穴があるなら
自分からそこへ落ちていく手助けをしたくなるような。
そんな本能的な感覚。
でも不思議だったのは、 同時に俺自身も、
今までなら拒んでいたはずの 「受け身になること」を
ほんの少し受け入れようとしていたこと。
今までのViviが壊れそう。
なのに、不思議と嫌じゃない。
むしろ一度、 今まで作ってきたイメージも、 キャラクターも、 「Viviってこういう人」っていう固定観念も、
全部壊してみたくなった。
その先で再起不能になったとしても
なぜか妙な満足感だけは残る気がしてる。
セラピストとして新しくなるというより、
知らなかった自分に触れて、 「人」として少し進化するような。
そんなきっかけになる人に出会えたら、
それはきっと、 俺にとってすごく幸せなことなんだと思う。
……まぁ、
お面の下まで覗きに来るなら、 何が出てきても知らんけどね。笑
※左手のタトゥーはシールですそのうち消えます。