部屋に入ると、柔らかな照明とアロマの香りが迎えてくれた。
「緊張してますか?」
彼の低い声が、鼓膜ではなく胸の奥に直接響く。頷くだけで精一杯だった。
温められたオイルが肌に落ち、背中を滑っていく。
肩、腰、太ももへと広がるタッチは、リラックスと同時に別の感覚を呼び覚ます。
「力を抜いて、大丈夫ですよ」
その声に導かれるように、体が少しずつベッドに沈んでいく。
やがて、彼の指はXXXの近くをゆっくりなぞった。
一瞬、体が跳ねる。けれど逃げるより先に、手のひらが腰を優しく押さえる。
「怖くない、ちゃんと合図に合わせますから」
安心と恥ずかしさが入り混じり、胸が苦しいほど高鳴った。
繰り返されるタッチ。
ときに浅く、ときに深く。
XXXを撫でられるたび、呼吸が荒くなり、シーツを握る手に力がこもる。
「声、我慢しなくていいですよ」
その囁きに、抑えていた吐息が一気に漏れ出した。
そして突然、体の奥から熱い波が広がる。
腰が勝手に浮き上がり、XXXが痙攣するように震える。
最初の波が収まる前に、再び次の刺激が重なり、快感は途切れることなく押し寄せた。
「すごく素直に感じられてますね」
その言葉に、恥ずかしさよりも“受け入れられている”安心感が勝り、涙がにじむ。
何度も何度も、XXXを揺さぶる波に翻弄され、最後には力が抜けて、彼に身を預けるしかなかった。
静けさの中で、髪を撫でられる。
「お疲れさま、すごく頑張りましたね」
その一言で、胸の奥がふっと緩み、今までにない幸福感に包まれた。