秋草です!
僕が、遥か昔に書いた写メ日記の文章がたまたま出てきたので、コピペしてもう一度投稿したいと思います。
以下、どぞ!
こんばんは、秋草です。
世の中には色々なタイミングがあると思います。
例えば、突然なんだと思われるかもしれませんが、ビートルズを聴きたくなるタイミング。
電車の席に座ってぼんやりと窓の外を眺めていると、いつのまにか様々な家が目に入り、屋根と青空の境界線にある家の縁ばかり追っている時があります。
人々の生活が滲む跡がその縁から喚起され、押し寄せる人の匂いにくらくらしているその最中、イヤフォンを耳につけビートルズを聴くと、心が洗われる感じがします。
生活や生きる方向性の迷いにそっと寄り添い背中を叩いてくれるビートルズだからこそ、多くの人の匂いに同化してくれる。その歌声から、目の前とその先を見る前向きな力を感じ、家々に住まう人々を見ていたその心が、反転して自分の胸の中にある生活への渇望も再発見し、満たされていきます。
国語の先生みたいな長い前置き(?)はさておき、このタイミングでこの曲を聴きたい!いまだ、いまこそこの曲を聴きたい!ってのはあると思います。
そして、そのミュージシャンによって、聴きたいタイミング、は変わってきます。
例えば、
観覧車で並んで待っているカップルが、どっちが先に飴舐め終わるか遊んで楽しんでいる姿を見ると、そのタイミングでaikoを聴きたくなる。
駅前で女性が酔っ払ったサラリーマンを介抱していて、サラリーマンが「お前と約束してたじゃねえか!」と訳のわからん事を言った瞬間に、中島みゆきを聴きたくなる。
御茶ノ水のギター屋の前でタバコを吸いながら彼氏に「明日で終わりにしない?私達が持っている言葉は全て出しあったから」と言った瞬間に椎名林檎を聴いて叫びたくなる。
高速道路を走っていたらスカイツリーが見えて、その途端に元カノからメールが来たら松任谷由実を聴いて誰にも聞こえない音量で鼻歌歌いたくなる。
109でエスカレーターを上っていて、反対側の下りをパッと見たら元カノと似た顔の人が乗っている。そしてそのまま通り過ぎる。そんな時は西野カナを聴いて今日はもっと頑張ろう!って思う。
月光を感じたら鬼束ちひろを聴いて世界と共に腐敗したくなる。
こんな感じで、絶好のタイミングってのはあると思います。
今回は女性シンガーばかりでしたが、バンドでもアニソンでも映画でもyoutubeでも色々と絶好のタイミングがあると思うので、逃さず今だ!と掴み取りたいと思います!
秋草でした。