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写メ日記

全182件中1~10件を表示

滝の投稿

教えてもらう側になること

09/07 08:27 更新

普段は、こちらが何かを伝える立場でいることが多い。姿勢のこととか、体の使い方とか。だから、教えてもらう側になる瞬間がわりと嬉しい。

同じ街に何年もいても、知らない場所はいくらでもある。毎日同じ道を通っていると、視野が固定されて、一本裏の通りに入らなくなる。それは効率がいいということでもあるけれど、そのぶん取りこぼしている。

人から聞いた情報が面白いのは、自分の検索範囲の外にあるからだと思う。自分で調べると、どうしても自分が好みそうなものにたどりつく。他人の口から出てくるものには、その偏りがない。

だから、おすすめありますかと聞くのは、案外いい習慣だと思っている。

二回目のこと

09/06 07:24 更新

初めて会う人に、何かを預けるのは難しい。相手がどういう人かわからないうちは、体も心も少し身構える。それは当然のことで、警戒しない人のほうが心配になる。

信頼は、一回では作れない。同じ人がまた同じようにそこにいた、という事実の積み重ねでしかできていかないのだと思う。

だから僕は、初回に何かを伝えようとしすぎないようにしている。理解してもらおうとか、良さをわかってもらおうとか、そういう気持ちが出ると、たいてい空回りする。

ただ、いつもと同じようにやる。それを何回か繰り返す。そのうち、警戒しなくていい相手として認識される。時間はかかるけれど、それ以外の方法を僕は知らない。

たぶん人付き合い全般が、そういうものなんだと思う。特別なことをした回より、変わらずにいた回のほうが信頼が深まる。

眠れる相手、眠れる場所

09/05 08:57 更新

人前で眠るというのは、けっこうな信頼がいる。無防備になるということだから、安全だと感じていないとできない。

だから、施術中に眠ってしまう人を見ると、少し嬉しい。技術を褒められるより、そっちのほうが手応えがある気がする。

同時に、そのくらい眠りが足りていなかったのだとも思う。家では眠れないけれど、ここでは眠れるという人がときどきいる。家は安心できる場所のはずなのに、やることが多すぎて、気が抜けないのだと思う。

眠りは、意志では作れない。頑張って眠ろうとすると余計に眠れない。条件が整ったときに、勝手に落ちてくるものだ。

だから僕にできるのは、眠らせることじゃなくて、眠ってもいい条件を用意することだけになる。暗さと、温度と、余計なことを聞かない態度。それくらいのものだけれど、案外それで足りることもある。

回復してから来るということ

09/04 09:06 更新

一番しんどいときに助けを求められる人は、そんなに多くないと思う。しんどさが極まると、動くこと自体が難しくなる。誰かに連絡するのも、予約を取るのも、家を出るのも、全部が遠い。

だから、少しよくなってきてから人に会いに行くというのは、順番として自然なことだ。それを、もっと早く言ってくれればよかったのに、と責める必要はない。言えるようになったこと自体が、回復の一部だから。

僕は、渦中の人を助けられるとは思っていない。そこにいる人には、たぶん医療や、もっと近い誰かが必要だ。僕が会えるのは、少し戻ってきた人か、まだ落ちきっていない人だと思う。

それでも、また来ますねと言ってもらえる場所が世の中にいくつかあることは、意味があると思っている。今日じゃなくてもいい。半年後でもいい。

戻ってくる場所として、静かに開いておくことくらいはできる。

【追記あり】本日(9月3日)ご予約された方へ

09/03 09:01 更新

【追記8:49】

事務所と連絡が取れたため、指定の場所へ伺います。

よろしくお願いします。

 

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ご予約ありがとうございます。

 

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お会いできるのを楽しみにしております。

 

説明できない不調のこと

09/03 08:10 更新

体の不調は、はっきりした名前がついているとまだ扱いやすい。腰が痛い、肩が張る、頭が重い。そう言えれば、対処のしようもある。

やっかいなのは、名前のつかない状態のほうだ。どこも悪くないのに元気が出ない。眠っても抜けない。誰かに話しても、疲れてるんじゃないの、で終わってしまう。

そういうとき、自分の感覚のほうを疑い始める人がいる。気のせいかもしれない、大げさなのかもしれない、と。でも体は嘘をつくのが下手だから、たいてい何か理由がある。ただ、その理由が言葉より深いところにあるだけだ。

僕は言葉にできない状態を、そのまま扱えるのがこの仕事のいいところだと思っている。説明を求めずに、ただ触って、確かめていく。

わからないままでも、手はあてられる。それは案外、悪くない方法だと思う。

まだ来ていないものの重さ

09/02 09:04 更新

これから起きることを心配する時間は、たぶん人生のかなりの部分を占めている。まだ何も起きていないのに、心と体は先に働きはじめる。

それは無駄なことだと言われがちだけれど、僕はそう思わない。備えようとするのは、大事にしているからだ。どうでもいいことなら、心配にもならない。

ただ、心配は、実際の出来事より少しだけ大きく育つ性質がある。頭の中では何度も本番をやることになるから、始まる前に何回か終えているようなものだ。それで疲れないほうがおかしい。

僕にできるのは、その先取りした重さを、いったん体から降ろすことくらいだと思っている。考えを止めることはできない。でも、肩の力を抜くことなら手伝える。

どうにかなるかどうかは、僕にはわからない。ただ、始まる前の夜に少しでも眠れたなら、当日の自分は、今夜の自分より少し楽なはずだ。

元気に見えるということ

09/01 08:01 更新

明るくふるまえるというのは、能力だと思う。場の空気を悪くしないとか、人を気遣うとか、そういうものが積み重なって身についたもの。

ただ、それが上手くなりすぎると、困ることがある。しんどいと言い出す入口がなくなってしまう。周りは元気だと思っているし、自分でもそう演じ続けているうちに、どのくらい疲れているのか測れなくなる。

しんどさは、言葉にする前に、まず自分で気づく必要がある。でも気づくためには、いったん明るさを下ろす時間がいる。ずっと立っていると、自分の足が疲れているかどうかもわからない。

僕は、誰かの明るさを疑いたいわけじゃない。笑っているときの笑顔は本物だと思う。ただ、それとは別に、疲れている体も同時に存在している。両方が本当であっていい。

季節を一緒に越える

08/31 08:43 更新

同じ人と何度か季節を回ると、その人のことが体感でわかってくる。夏に弱い、冬に元気、季節の変わり目に崩しやすい。本人が説明しなくても、こちらが見てきた事実として蓄積されていく。

言葉で聞いた情報より、何度も見てきたことのほうが確かだ。この人は八月後半にいつも疲れてる、というのは、聞かなくてもわかる。そうやって積み上がった理解は、たぶん信頼に近い何かだと思う。

関係の深さは、話した内容だけじゃなくて、一緒に越えた季節の数でも測れる気がする。何を話したか覚えてなくても、あの夏も来てくれてた、というのは残る。次の季節もたぶん普通に会う。それだけのことが、けっこう大事 🍃

遅れて来る疲れ

08/30 08:46 更新

疲れは、その日のうちに来るとは限らない。無理をした翌日じゃなくて、三日後や一週間後に来ることがある。だから、原因と結果が結びつかない。なんとなくだるい、理由がわからない、となる。

夏の疲れは特にそうで、六月からの積み重ねが今ごろ請求されてる。今しんどいのは、今何かをしたからじゃなくて、ここまでずっと暑さの中にいたから。それがわかるだけで、少し自分を責めずに済む。

そして、遅れて来た疲れは、抜けるのも遅い。数日休んだくらいでは戻らない。焦らず、九月いっぱいくらいかけて戻る想定でいたほうがいい。回復にも時間がかかる、というのを見込んでおく 🫧

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