
世界の皆さん、こんにちは🌎
夜と朝のあいだに、
たまに“音のない音”が聞こえることがあります。
街も人もまだ眠っているのに、
どこかで誰かがカーテンを開けるような気配。
それが、夜明けの音。
昨日まで心の奥に積もっていたものが、
少しずつ溶けていくような感覚。
それは言葉じゃなくて、
たぶん、息をするみたいな優しさなんだと思います。
バーナードが羽を伸ばしながら言いました。
「夜が明けるってさ、太陽が出るんじゃなくて、
人が“起きよう”って思うからなんだよ。」
夜明けは、誰かの意志の連鎖でできているのかもしれません。
誰かが目を覚ます音が、
また別の誰かを、静かに起こしていく。
空が少しずつ白んでいく。
遠くの街から、ひとつだけ鳥の声が聞こえました。
世界








































































































































