冷え性の人と、そうでない人のあいだには、かなり深い溝があると思う。僕はどちらかというと暑がりなので、正直なところ、実感としてはわからない。
わからないなりに触ってみると、明らかに温度が違う。同じ部屋にいて、同じ気温を過ごしているのに、体の中で起きていることが違う。それを想像だけで理解するのは無理だ。
こういうとき、僕は説明を求めないようにしている。どのくらい寒いんですかと聞いても、答えようがない。寒いものは寒い。
代わりに、こちらの前提を疑うほうがいいと思っている。自分が快適な室温は、相手にとってそうではないかもしれない。それだけ覚えておけば、だいたいのことは間に合う。
エアコンの温度を一度上げるくらいのことで済むなら、安いものだ。





































































































































