おはようございます
櫻井です^ ^
7月18日 木曜日の今日は
関東から近畿は
高気圧に覆われて
晴れる所が多く
厳しい暑さになります
熱中症対策に気をつけてくださいね
今朝のニュース
第171回芥川賞と直木賞の選考会が17日東京で開かれました。
芥川賞に、朝比奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」と、松永K三蔵さんの「バリ山行」が選ばれました。朝比奈さん、松永さんは初めての候補での受賞です。
また直木賞に一穂ミチさんの「ツミデミック」が選ばれました。一穂さんは3回目の候補での受賞です。
芥川賞 朝比奈秋さん 経歴 受賞作は
芥川賞の受賞が決まった朝比奈秋さんは京都府生まれの43歳。
医学部を卒業後消化器内科の医師として働きながら執筆を始め、2021年に「塩の道」で林芙美子文学賞を受賞し、小説家としてデビューしました。
芥川賞は初めての候補での受賞となりました。
受賞作の「サンショウウオの四十九日」は全身が半分ずつ結合して生まれ、外見からは1人に見える「結合双生児」の2人の女性の物語です。
肉体だけではなく脳も共有しているために思考や記憶が混じり合う2人が自我の境目を行き来しながら生と死について巡らせる思いを視点を頻繁に入れ替える手法で描いています。
芥川賞 松永K三蔵さん 経歴 受賞作は
芥川賞の受賞が決まった松永K三蔵さんは、兵庫県西宮市在住の44歳です。
茨城県生まれで幼いころに西宮市に移り住み、中学生のときから小説を書き始めました。
関西学院大学を卒業後、建築関係の会社に勤務するかたわら小説を書き3年前(2021年)「カメオ」で文芸誌の新人賞を受賞し、デビューしました。
芥川賞は初めての候補での受賞となりました。
受賞作の「バリ山行」は、勤め先が経営難に陥り、人員整理への不安を募らせる会社員の男性が主人公です。
ある日、仕事へのこだわりが強すぎてリストラ候補とささやかれる先輩社員について道なき道を突き進む登山に挑みます。
職を失うかも知れない不安を抱えながら、決死の思いで険しい谷を越える体験を通してみずからの生き方を問い直す心の動きが臨場感あふれる描写で書かれています。
直木賞 一穂ミチさん 経歴 受賞作は
直木賞の受賞が決まった一穂ミチさんは大阪市出身の46歳。
関西大学を卒業後、会社員として働きながら同人誌で作品を発表し、2007年「雪よ林檎の香のごとく」で小説家としてデビューし、男性どうしの恋愛を描くいわゆる「ボーイズラブ」をテーマとした作品を数多く発表しています。
直木賞は3回目の候補での受賞となりました。
受賞作の「ツミデミック」は、コロナ禍の日本を舞台にした6つの作品からなる短編集です。
賑わいを失った夜の繁華街で客引きをする男の前に、死んだはずの同級生を名乗る女が現れる物語や、長年働いた飲食店を解雇された男が、ひとり暮らしの老人に財産目当てで近づこうとする物語など、パンデミックに翻弄される世界で“罪”と背中合わせに生きる人たちの心の揺らぎを繊細な文章で浮かび上がらせています。