世界の皆さん、こんにちは🌎
1974年8月7日。
この日、アメリカ合衆国第37代大統領リチャード・ニクソンが、辞任の意向を正式に表明しました。
きっかけは、いわゆる「ウォーターゲート事件」。
政敵の情報を盗むための不正行為が明るみに出て、隠蔽の試みが徹底的に追及される中、ついに自らの責任を認めて辞職に至ったのです。
アメリカ史上初めて、大統領が任期途中で自ら辞任するという歴史的な一日。
この出来事は、「どれだけ権力を持っていても、嘘は暴かれる」という強いメッセージを、国内外に放ちました。
半世紀以上が経った今、情報の透明性や権力への監視は、さらに複雑な形で世界中に広がっています。
SNSやAIが台頭し、嘘と真実の境界はあいまいになり、かえって「誰を信じるべきか」が難しくなったとも言えます。
それでも僕は、「正しさ」や「誠実さ」が無力ではないと信じたい。
たとえ時間がかかっても、やがて人の本質は言葉の奥からにじみ出るし、真実は必ず力を持ち始めるものだから。
ふと、そんなことを思った夏の朝でした。
世界
