
世界の皆さん、こんにちは🌎
通りを歩いていると、一枚の封筒が風に乗って飛んできました。
宛名も切手もなく、ただ白いまま、空を泳いでいました。
僕の足元にふわりと落ちたその封筒は、
まるで“誰かの言葉のかけら”のように見えました。
開けてみると、中には何も入っていませんでした。
だけれど、なぜだか存在しない言葉を理解できたような気がします。
「きっと、それでいいんだよ。」
空を泳ぎながらバーナードが言います。
「言葉は、届く前からもう誰かを動かしているんだ。」
その声を聞いた瞬間、
僕の手の中の封筒が、また風に乗って舞い上がりました。
どこかへ向かうように、軽やかに。
世界































































































