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写メ日記

全84件中31~40件を表示

龍生の投稿

古城と個性と、ハンターD

06/14 23:02 更新

会社の命令で、
その街で一番大きく、
美しく、光り輝く建物で働くことになった。

でも扉をくぐった瞬間、わかった。
そこに差し込んでいたのは、
太陽の光じゃなかった。

あれは、他人の“個性”を吸って
磨かれた、偽りの輝きだった。

上層部は
自分の利益だけを追い求め、
毎日のように怒号を飛ばしていた。

「お前は他では通用しない」
「個性なんかいらない」
「お前なんか必要ない」

その言葉に、
人々の目から光が消えていった。
まるでバンパイアに生気を吸い取られたように。

僕もその中で、彷徨っていた。
辞めたいと思っても、
「自分には何もない」という呪いが
頭にこびりついて、抜け出せずにいた。

光り輝いて見えたその場所は、
表の顔とは違う、正体を隠した“古城”だった。

ある日、どこからか声が聞こえた。

「人と違う感性は、とても素敵なこと。
個性を大事にして、
自分を信じて前に進みなさい」

その声に呼ばれるように、
僕の中の何かが目覚めた。

右手には、
闇を切り裂く光の剣が現れた。
左手には、
邪気を吸い取り、真の姿を暴く人面瘡が浮かび上がった。

僕は
個性を否定し、
怒号で生気を奪う者たちに立ち向かう
ハンターDとなった。

古城に足を踏み入れ、
人面瘡で邪気を吸い、
やつらの“本当の姿”をあらわにする。

右手の剣が
怒号を、罵声を、恐れを切り裂いていく。

そのとき——
古城は、崩れ去った。

僕は、自由になった。

それからというもの、
僕は傷だらけのまま、荒野を駆けている。

でも、もう怖くはない。

この手には
個性に光を与える剣があり、
誰かの“違い”を見抜ける目がある。

そうして今日もまた
小さな声を頼りに
誰かのために、
静かに剣を抜いている。

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重力鉱石とマンホールと、宇宙船インディペンデンス

06/13 23:02 更新

僕はいくつものビルを
“開拓”する仕事をしていた。

休みはなかった。
重力が強く設定された星の上を歩くみたいに
身体が重くて、
その日は特に、何もかもが沈んでいた。

ビルの地下。
誰もいない場所で座り込んでいたら、
マンホールから音がした。

「助けて」

そう聞こえた気がした。

異世界とつながってるんじゃないか。
そんな空想が、ふっと浮かぶ。

でも現実は、
これから“会議”という名の戦場が待っていた。

崖を転がるように
僕はそこへ向かった。

会議室では
理不尽な攻撃が飛んでくる。

静かに思った。

ちゃんと従っているのに、
真面目にやっているのに、
どうしてこんなにも、心は沈んでいくんだろう。

そのときだった。
また、マンホールから声がする。

「飛び立つには、反発することも必要よ」

はっとした。

僕はずっと、
合わせることだけを選んでいた。
空気に、常識に、会社に。

心の奥に埋め込まれた
ふたつに組み合わさった重力鉱石の接合部を
そっと、自分の方向にずらしてみた。

その瞬間、身体の中で何かが静かに浮いた。

会議に戻る。
いつもなら、顧客に合わせる。
でもその日、
僕は静かに、反発した。

早打ちのレーザー銃のように
反応が止まったあの空気を、
今でも覚えている。

そのあと、
気がつけば、知らない街にいた。

マンホールからの声は、もう聞こえない。

でも今、僕は
宇宙船“インディペンデンス”に乗って、
帆で風を受けながら、
果てしない空を自由に飛び回っている。

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ワックスとチョコレートと、破れた地図の端っこ

06/13 07:28 更新

破れた地図の端っこで
道を見失っていた頃、
僕は休みもなく時間を売っていた。

土日、
ビルのフロアにワックスをかけ、
無言の床に反射する自分と目が合った。

そんな毎日だった。
いつも同じ匂い、同じ動き。
でも、
そこにひとつだけ違う風が吹いていた。

同じくらいの歳の
かわいらしい女性。
いつも黙々と作業していたけど、
僕はある日、昼食に誘ってみた。

まさか、来るなんて思わなかった。
でも、彼女は「ぜひ」と笑ってくれた。

それから、
昼休みの時間が少しだけあたたかくなった。
外で会って、
おしゃれなレストランに行くこともあった。
清掃バイトの合間の、
小さな“旅”のような時間。

でもある日、ふと疑問が湧いた。

自分の時間を、
ほんの少しの「安心」と引き換えにしていいのか、
そんな疑問が胸に残った。

もっと、自分の時間を
自由に使っていいんじゃないか?

そう思って、
僕はバイトを辞めることを決めた。

最後の日、
彼女を都内のレストランに誘った。

僕が辞めると告げると、
彼女はポケットからチョコレートを取り出した。
まるで、全部を知っていたみたいに。

夜は深まり、少し飲みすぎて
駅までの道を彼女が支えてくれた。

改札の前で、
僕たちは立ち止まった。

時間がふっと止まったようだった。
そして、キスをした。

彼女の表情に浮かんだ
嬉しさと、少しの悲しさ。
たぶん、僕も同じ顔をしていたんだろう。

「またね」
その言葉を残して、
僕たちは別々の電車に乗った。

破れた地図でも、
歩き出せば、足元に道が生まれる。
その先に、いつか光が射すと信じた。

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電話と月の光と、パラレルワールド

06/11 23:04 更新

「真実を知りたい
 それがどんな結果だとしても」

その言葉が、夢と現実のすき間から
ふっと届いた気がした朝だった。

遠く離れた街、
僕は“自分の居場所”に戻るために
無機質な部屋で朝と夜を繰り返しながら
気づけば感情の温度もなくなっていた。
誰の声も聞かず
誰の声も届かない、そんな日々。

ある日、突然
電話が鳴った。

「私だよ。会いたい」
何年も前に、僕を置いて出ていったあの人の声だった。
僕は何も言えず、電話を切った。

そして数ヶ月が過ぎた頃、
戻ってきた僕に、ある旅人のような人が言った。
「会ってみたら、何か変わるかもしれないよ」

その言葉に背中を押されて
僕は銀の扉を開けた。

あの人と過ごした時間は、思っていたより
あたたかく、やさしかった。
それが“愛”だったのか
“演技”だったのか、僕にはまだわからない。

でもどこかで
——この物語は、自分の中で“都合よく綺麗にまとめたかった”だけじゃないか?
という声が響いた。

パラレルワールドのように
もうひとつの自分が別の地平で目を覚ましていた。
そして僕は気づく。
これは過去に決着をつける話じゃなく、
“自分の静けさを取り戻す”ための旅だったのだと。

夜、外に飛び出し
月の光を浴びながら
僕はポケットから銀のダーツを取り出した。

狙う先には
赤く脈打つ、“偽りの自分”という名の星。

そして
僕は、投げた。

胸の奥で何かが崩れ、
その跡にふわりと風が吹いた。
静かだった。
苦しみも、怒りも、言葉も消えて
ただ、平穏が残った。

「真実を知りたい
 それがどんな結果だとしても」

その言葉が、
ようやく自分のものになった気がした。

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花とコンクリートと、撮りかけの写真

06/10 22:34 更新

何もない日々だった。
ただ、何かを変えたくて
朝が来れば 会社へ
夜になれば コンクリートの箱の中
意味もなく身体を追い込んで
傷つけることで 自分の存在を感じていた。

誰にも頼らず
誰にも頼られず
進んでも進んでも 心は乾いていくばかりだった。

それでもやめなかった。
季節が変わっても 変わらずに通い続けた。
そんなある日——
彼女は現れた。

自由をそのまま切り取ったような人。
やりたいことはやる
やりたくないことはやらない
笑って、風のように僕の世界に入ってきた。

その笑顔は、咲き始めた花のように
心の奥をふいに照らした。

花を撮るのが好きで、
その瞬間を切り取ることが、彼女の自由のかたちだった。
写真展に誘われた日、僕はまだ、そこへ行く勇気がなかった。

羨ましかった。
あの頃の僕は
自由なんて 触れたこともなかったから。

それでも彼女は、
静かな瞳の奥に、誰も知らないほどの知性と責任を抱えていた。

驚きとともに、僕は自分を見つめなおした。

しばらくして
彼女は来なくなった。

僕は決めた。
ここを出よう、と。
不自由を脱いで
自由へ向かって歩き出すと決めた。

久しぶりに、彼女に連絡をした。
変わらない笑顔。
でも、彼女はもうすぐ結婚すると言った。
胸の奥に 小さな波紋が広がった。

帰り際、ふいに彼女が言った。
「あのとき、ほんとは好きだった」
そして
キスをした。

それで、すべてだった。
終電を逃して、僕は夜の街をさまよった。
偶然見つけた、小さなバー。
やさしい灯りと 静かな音楽に包まれて
朝まで、ただ心をあたためていた。

バッグの中に
彼女と一緒に写っていた撮りかけの写真があった。
ピントが甘くて
でも、笑顔だけがやけに鮮明だった。

何もないはずの日々から
すこしずつ、変化が始まっていた。

人は 出会い
別れ
失い
また手に入れ

そして僕は
いま、ここにいる。

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鏡と北極と、タイムパラドックス

06/09 22:55 更新

わかったフリで笑顔を貼りつけ、
誰かの期待に応えるように、
形だけの「大丈夫」を抱えて旅に出た。

遠くの街、
乾いたバスのシートで揺られながら、
心はどこにも向かっていなかった。

バスを降りると、
じわりと噴き出した汗が背中を伝った。
知らないビル、見知らぬ空。
光の色も、空気の味も、
どこか全部が“自分じゃない”ように感じた。

ホテルの小さな部屋、
鏡に映ったのは、
なにかを置いてきた顔だった。
——心はまるで、感情を凍らせた北極のようだった。

あの娘の笑顔が、遠い光になって揺れていた。
夢の国で交わした言葉——
「きっと帰る」
あれは誰よりも、僕自身への宣言だったのかもしれない。

小さな頃に見たアニメのヒーローは、
鏡の中で孤独に戦っていた。
倒れても、痛みを抱えても、
そのたびに、光のほうへ立ち上がっていた。

眠りの中、
僕は過去の自分と出会った。
震える手に、“自由という感情”を渡した。

「これを忘れないで」
「誰のものでもない、自分のための時間だよ」

目が覚めたとき、
タイムパラドックスのように、
もう一人の自分が静かに消えていた。

窓の外、まだ目覚めぬ街。
高層ビルの硝子に、
あの娘の笑顔がふと映った気がした。

あのとき、遠くの場所に置いてきた感情は
今、ちゃんと手の中にある。
自由という名の道を、
もう、僕は迷わず歩いていける。

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コーヒーと飛行石と、あの街のメロディ

06/09 00:36 更新

いつも、心に
心地よいリズムをまとっている人がいる。

その日も、小さな通りの片隅に
大きな荷物を抱えて、彼女は静かに立っていた。
まるで、その街に溶け込むメロディのように。

ふたりで飲むコーヒー。
好きなアニメの話で笑い合う。
まるで時間の流れが、音符のように軽やかに跳ねる。

彼女の言葉から、あの日の街の旋律が聴こえてくる。
それは、僕にとっても彼女にとっても、
**“心の帰り場所”**と呼べるようなものだった。

感覚が、少しだけ普通じゃない僕たち。
でもだからこそ、ちゃんと繋がれた。
ちゃんと響いた。

ふと耳に届いたのは、
あの日に戻してくれる飛行石のような音楽。
聞こえる?
うん、聞こえるよ。鼓動のメロディ。

ふたりにとって、本当に必要なものだけが
そっと残っていくような、優しい時間だった。

帰り道に、手をつないで「ありがとう」を言った。
取りこぼしていた感情が、ひとしずく、こぼれた。

別れ際の「頑張ってね」が
そっと僕の背を押して、
この街のどこかに
彼女の音が、静かに息を吹き返した気がした。

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灼熱とクラウドと、ブルームーン

06/08 00:51 更新

灼熱の午後だった。
空の奥から、雲のすきまを縫って
ひとすじの光が落ちてきた。

今日は仕事があるはずだった。
でも、突然ぽっかり空いた時間。

ぽかんとした心の中に、
ふいに懐かしい香りが滑り込んできた。

まるでテキサスのような暑さの道を走る。
アスファルトが揺れて、
空にはクラウド——
ぷかぷかと、自由に浮かんでいた。

思い出したのは、あの人。
どこか気まぐれで、
でも芯に熱を持っていた人。

扉をぐぐったその先に、
ちゃんと、彼女はいた。

言葉よりも先に、心と心が触れ合った。
そしてふと漏らした言葉——

「消えたら、どうする?」

僕は答えた。
「必ず見つけるからね。」

それは願いというより、
確信に近かった。

だって僕も、
誰かに見つけられて、ここにいるのだから。

自由という名のクラウドに乗っていれば、
きっと、また会える。
そう思えた午後だった。

帰り道、電車の窓の外に
ぽっかり浮かんでいたブルームーン。

たぶん——
気まぐれに漂う彼女は、
あの月の向こうに、
静かにいた気がした。

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海底とネジと、バミューダトライアングル

06/06 23:20 更新

この間まで——
まぶたを閉じても、すました顔の彼女しか出てこなかった。

いつも、あんなに笑っていたのに。
なぜだろう、
笑い声だけは耳に残ってるのに、
顔はすまし顔のまま、浮かんでこなかった。

無理に思い出そうとしても、
ほんの一瞬、
かすかな微笑みがよぎるだけ。

あの空気、あの時間。
あの目線の高さに戻るには、
とても深く、集中しなければならなかった。

このまま、
深い海底に潜ってしまうのだろうか——
そんな不安を打ち消すように、
僕は、空想の旅に出た。

笑顔を取り戻すために、
僕は“機械の身体”を手に入れた。
すべてを飲み込むバミューダ・トライアングルに向かって、
巨大なポセイドンに立ち向かった。

笑顔を奪ったその強大な存在に、
ひとりで戦いを挑む僕。
機械の腕で海を裂き、
目の奥の海底都市を照らし出す。

激しい戦いの末、
僕は笑顔を取り戻し、
その場所には、
ネジだけが静かに転がっていた。

ある日、
彼女がぽつりと聞いた。

「ねえ、バミューダトライアングルって知ってる?」

いろんなものが行方不明になる場所。
原因は——
海底の都市が守るために張ったバリア。
それが空まで突き抜けて、
飛行機を墜落させるんだって。

僕は、はっとした。

その“バリア”こそが、
自分の中に張り巡らせた“理想”だったのかもしれない。

ちゃんと笑っててほしい。
ちゃんと楽しそうでいてほしい。
ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと。

でも——
「ありのまま」を、
どこかで受け入れられていなかったのは僕だった。

だから決めた。
彼女のままで、全部受け入れると。

すると、
まぶたを閉じた奥に、
あの笑顔が、ちゃんと戻ってきた。

静かに、でも確かに——
彼女はそこにいた。

そして今も、
そっと目を閉じれば、
その笑顔が、
波のように胸に広がっていく。

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路地裏と雨と、God Bless

06/05 23:01 更新

雨が激しく降る夜だった。
車の中、彼女は声を押し殺して泣いていた。

別れを告げたのは僕。
でも、本当に崩れかけていたのは、
あの古びた路地裏じゃなく、僕のほうだった。

彼女は、誰が見ても美しいと言われる人だった。
出会いは不思議で、どこか物語のようで、
気がつけば惹かれていた。

でも彼女が愛したのは、
僕の“外側”だった。
「前の人みたいに、強く言い返したりしてよ」って、どこか拗ねた顔で言ってた。

僕は、うまく笑ってごまかしていたけど、
本当は、自分に自信なんてなかった。
だから、
「好きだよ」って言ってくれる人なら
誰でもいいって、思っていたのかもしれない。

音楽も、服も、言葉も、
全部「どう見られるか」で選んでいた。
自分じゃなく、他人の視線の中で生きていた。

ある日、
街で流れる音楽が耳に残った。
なんとなくリズムをとってみたら、
身体の奥から、
波みたいに楽しさが湧きあがった。

心が、揺れた。
声にならない声で、何かが叫んでいた。

それが、
僕の“目覚め”だった。

もう、
誰かの目の中じゃなく、
自分の感覚で、生きていこうと決めた。

それがどんなに見えにくい道でもいい。
光なんてなくても、
その闇の中で自分が笑っていられるなら。

車を降りたとき、
雨がびしょぬれの身体を打った。
でもそれは、
こびりついていた過去を
ひとつずつ洗い流してくれるようだった。

まるで、God Bless。
僕に、そして、彼女にも。

振り返らずに歩いたその夜、
初めて、“自分という物語”が息をし始めた気がした。

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