七色を纏った雨が
窓に流れて線を描く
曇りのキャンバスに
白い絵の具が滲んで
濡れた歩道の水たまり
道端に虹がかかる
言葉に込めた銀の球
ポケットの奥で光を弾いて
風を編む街路樹の葉が
季節のトンネルを抜けて
追いかけた本のページに
雫の欠片が挟まっている
針の音が響くホームで
月のレールが影を伸ばす
硝子に寄りかかる横顔が
夜空の隙間を見上げている
迷いの森の足跡に
雲のアーチが連なって
石畳の迷路のその先に
青の洞窟が広がっていく
頬を濡らす街灯が
熱い背中を冷やして
空気のカーテンが色づいて
囁く風が通り抜ける
砂の道を歩いて
宙の水を持ち帰る
天井の無い劇場で
光が輪郭を照らしている























































































