世界の皆さん、こんにちは🌎
九月は、日本の暦でも出来事でも“切り替え”が多い月です。旧暦名は長月。
日暮れが早まり、朝晩の気温差が出てきます。
月初には「防災の日」と防災週間があり、1923年の関東大震災の経験を振り返る取り組みが各地で続いてきました。
学校や職場の訓練、家の備えの案内を見かけるのもこの時期です。
行事で言えば、九月は五節句のひとつ「重陽の節句」(菊にちなむ日)があり、月の中頃には“お彼岸”がめぐって秋分をはさみます。
祝日では、九月の第3月曜日に「敬老の日」。
年ごとに日付は動きますが、高齢の方への感謝を言葉にする習わしは今も息づいています。
空を見上げれば、月はよく澄み、年によっては中旬から下旬に「中秋の名月」が話題になります。
自然の歩みもはっきりしてきます。
田んぼは色づき、虫の声が夜の背景に増える。
台風シーズンは続くので、天気図や警報のチェックが欠かせません。
食卓は夏野菜からきのこや芋、梨・ぶどうなどへ。
新学期や下半期の始まりで、街のリズムも少し引き締まります。
僕にとっての九月は、歴史の記憶と季節の実感が同じページに並ぶ月です。
大きな宣言をしなくても、暦の見出しをいくつか心に置いておくだけで、今日という一日が読みやすくなる。
雲の高さ、月の明るさ、目に入る街の知らせ——その小さなサインを目印に、九月を進んでいきます。
世界
