社会人2年目
イベンターだったとき
僕といえば=真面目なやつ
こう言われることが多かった。
そのことを嬉しく、誇りに思っていたし
規律をちゃんと遵守することで
業績も周りからの評価も
どんどん上がると思っていた。
最初はちゃんと右肩上がりで
業績も評価も良くなっていたし
信頼されていたように思う。
でも、そんな順調な滑り出しは
あくまでスタートダッシュ
ビギナーズラック、、
そう長くは続かなかった。
一定のところまではできるようになったけど
その先が伸び悩む。
ここが天井なのか?
ってくらいに。
なんで?
どうして?
やることちゃんとやってるじゃん。
言われた通りにやってきたじゃん。。
順調だったがいつの間にか停滞して
なぜそうなっているのかも分からず
やる気もなくなりつつ混乱していた。
「なんか色々と
モチベが上がらないんですよね、最近」
雑談のなかで
ポロッとこぼした愚痴を聞いてた
よくお世話になっている取引先の人が
珍しく飲みに誘ってくれた
(その人は体質的にお酒全く飲めないのに)
その飲みの中で
お前は真面目な人が好かれると思うか?
と聞かれて、「はい」としか答えられなかった
その人が言うには
真面目なだけじゃダメ。
既存のことをやり抜くには
それでいいかもしれない。
でも他の新しいことを始めたり
前例がないことをやろうとするなら
え?って思わせるような
不真面目な、そして多角的な視点が
必要になってくる。
「俺は、君に安心して仕事を任せられる。
でも、新しいことを生み出す仕事は
まだ君には任せられない。
もっと肩の力を抜いて余裕を作れ。
不真面目でバカみたいな視点で
物事を見てみろ!」
そう言われて衝撃を受けた。
今まで、関係性が大切な仕事だから
各方面に当たり障りなく接して
ただノルマを達成することを考えていた。
ライブイベントならチケット販売数
当日の動員数、グッズの売り上げなどなど
でもノルマを達成した先は?
来ていただいたお客様の満足度は?...
もっと視野を広げて
なにが喜んでくれるのか?
どうしたら楽しんでくれるのか?
また来たいって思ってもらえるのか?
今までよりもっと先を考えるようになったら
停滞気味の業績もだんだんと上がっていった。
たしかに、真面目であることは大切だけど
そこから個性を出していくには
他の人に「えっ?!」って思わせるような、
不真面目でバカなんじゃないの?って
笑われてしまうような、
そんな「良い加減」を身につけること。
"目的意識"のない真面目さは『怠慢』だよ。
*○○ヒュウガ○○*