皆様。
本日はどんな一日でしたか。
いつもと変わらない退屈な一日でしたでしょうか。
ちょうど113年前の今日——
1912年4月14日 深夜。
「不沈船」と呼ばれた豪華客船・タイタニック号が、
北大西洋の冷たい海で氷山と衝突しました。
そして翌15日の未明、
数えきれない夢と想いを乗せたまま、海の底へと静かに沈んでいったのです。
美しいドレス、夜空にきらめく星、ピアノの音、
それはまるで映画のワンシーンのようで——
でも確かに、そこには本当の人生がありました。
笑っていた家族。
未来を語っていた恋人。
あと少しだけでも、
あと1分でも、1秒でも…
いっしょにいたかった。
もっと見つめていたかった。もっと伝えたかった。
もっと抱きしめたかった。
——きっと、そんな想いを抱えながら
冷たい海を見つめていた人が、あの夜にはいたのでしょう。
何気ない退屈な一日は、
大切で幸せな一日ですね。
今夜は、
ふと、大切な人と一緒にいたくなる。
そんな夜なのかもしれません。
本日もお疲れ様でした。
