僕は西日本の片田舎の出身です
社会人になって福岡に5年、大阪に10年くらい住みました
「なんばしよっとね」
「この席とっとっと?」
「アホやな〜自分」
「このゴミほっといて」
「茶でもシバキに行こうか」
地方の言葉や人の距離感は都会に比べて砕けています
その分おせっかいや近所付き合いも濃厚です
買い物でも行けば個人店も多く、また地域が狭いので出くわし率が高く
母親と店員さんが30分くらい話し始めるなんてザラです
話してる内容も誰々さんの息子娘さんの話しや、習い事の話など他愛もない内容です
いや、いいんですよ。話してもらっても
ただいきなり出くわして始まる感じが面白いなと
待たされる身だったので「はよ終われ〜」と子供ながら思ってましたし、
買い物とか行くたんびにご近所さんと遭遇しちゃうなんて、煩わしいとすら思ってましたが、
今東京にきて思うのは、都会ってそんな関係ってほんとにすくないんだなぁ、って
人間関係の濃淡はもちろん個人差はあると思いますが
田舎に比べて地域や人々のつながりって明らかに薄い気がして
田舎のおせっかいぶりを見ていた身として、それはそれでさみしいなって思うときありますよね
ありふれたタイミングで利害関係なく気軽に人と人が触れ合える関係
田舎出身の僕からすると、当然に無償に成立するものだと思ってました
ただ素性のわからない相手とはなかなかそうなれない現実もあると思いますし
難しいところですね
ただこんな時代、場所にいるからこそ、
ちょっとした寂しさや心の隙間を埋められる存在でありたいなと思っています