僕は女性と食事をしているとき、
つい相手の「手」をよく見てしまいます。
手って、すごく正直ですよね。
どんなに飾っても、その人の生き方や優しさ、
どんな世界に触れてきたのかが、そこに現れる。
人の身体の中で、日常的に外の世界といちばん触れ合っているのも「手」
それは、外界を確かめるための、最も信頼できる人間の『センサー』のようなものだと思います。
だからこそ
手に触れるという行為は、単なるスキンシップじゃない。
相手に心を開く、そして相手にも開いてもらうためのいちばん最初の合図だと思うんです。
食事のとき、ふと重なった手のひらや触れる指先。
その一瞬のぬくもりで、言葉よりも多くのことを感じ取れる。
僕はそれを、いわば 『心の前戯』だと思っています。
その瞬間、相手にどれだけ優しさと安心感を伝えられるか。
そして、どれだけ相手の気持ちと心と身体の温度を受け取れるか。
触れた「手」から流れるメッセージは、声よりも深く、
そして、まっすぐに心へ届いてくる🐰✨
脳神経学的にも、手は脳と最も密接に繋がる部分だと言われています。
つまり身体の他のどの部分より「手」は、その人の感情とも直結している。
『手ックス』という言葉があるくらい、
手のふれあいだけで人は、時に深い安心や快感で分かち合えるのです。
日本では、昔から「手当て」という言葉もありますよね。
傷んだ場所に手をあてることで、痛みや不快感を和らげてきた。
それは、手のひらに宿る『癒し』の力を
昔の日本人は本能的に知っていたからだと思います。
いつも頑張っている貴女も、時には自分の身体を自分の手でそっと優しく撫でてあげてください。
疲れて凝っている肩、冷えたお腹、緊張で張っている胸。
「大丈夫だよ」「いつも頑張ってくれてありがとう」と、手のひらで語りかけるように。
きっと、心の奥から生きてる喜びや静かな幸せが込み上げてくるはずです✨
そしてもし誰かに優しく触れてもらって疲れた身体を癒したいときは、手のひらが温かくて柔らかいのが密かな自慢の遣兎の事も思い出してください🐰🌿
