
世界の皆さん、おはようございます🌎
外が少しだけ白んで見えた朝、
なんとなく胸がそわそわして、
僕は窓辺に立って外を眺めました。
ガラス越しに見えたのは、
静かに漂うように舞う、小さな白い粒。
音もなく落ちてくるその姿を見ていると、
時間だけがゆっくりとほどけていく気がします。
机の上で丸くなっていたバーナードが、
ふいに顔を上げて窓の外を見ました。
「世界、あれさ……
空が気まぐれで落とした“メッセージ”みたいだな。」
雪を見つめる彼の瞳は、
なぜかいつもより明るく揺れていました。
初雪は特別です。
冬の冷たさを連れてくるくせに、
どこか優しい温度も含んでいる。
窓にそっと手を添えると、
外の冷たさと部屋の暖かさが、
同じ場所で静かに混ざり合っていました。
僕も、
“変わり始める季節”の入口に立ったような気がして、
白い息をひとつ深く吸い込みました。
世界


















































