こんにちは!🌪️風羽🪶です
以前ご紹介した、
「HINOMARU REVIVAL」
失われたものを軽い言葉で包まず、
痛みや悔しさを抱えたまま、それでも立ち上がろうとする。
私にとって原曲は、
そんな強さを感じる一曲でした。
そして今回は、その想いを新しい声が引き継いだ
「HINOMARU REVIVAL REMIX」について書いてみようと思います。

リミックスと聞くと、
原曲をもっと派手にしたものや、
違う雰囲気に作り直したものを想像するかもしれません。
でも、この曲から私が感じたのは少し違いました。
これは原曲を塗り替えるものではなく、
原曲に込められた願いを、
別の人たちが、それぞれの人生と言葉で受け取り直したものなんだと思います。
同じ出来事を見ても、
感じる痛みや、そこから出てくる言葉は一人ひとり違う。
怒りとして声にする人もいれば、
祈るように歌う人もいる。
亡くなった人を想う人もいれば、
今もその場所で暮らす人の未来を想う人もいる。
だからこそ、複数の声が重なることで、
一つの言葉だけでは表しきれない現実が見えてくる。
この曲のマイクリレーは、
単に豪華なアーティストが順番に歌っているのではなく、
「一人の声だけで終わらせない」
という意思そのもののように感じました。
災害が起きた直後には、
たくさんの報道があり、
多くの人が心を痛め、支援の声が集まります。
けれど、時間がたつにつれて、
離れた場所にいる私たちの日常は少しずつ元に戻っていく。
ニュースで目にする機会も減り、
別の出来事に意識が移っていく。
でも、そこで暮らしている方々の生活や、
大切な人を失った悲しみまで、
同じ速度で区切りがつくわけではありません。
街を直すためにも時間がかかる。
暮らしを立て直すためにも時間がかかる。
そして何より、
心が再び前を向くまでに必要な時間は、
人によってまったく違うと思います。
だからリミックス版が生まれたこと自体に、
私は大きな意味を感じました。
原曲を発表して終わりではなく、
新しい声を加えながら、もう一度届ける。
それは、
「まだ忘れていない」
「これで終わったとは思っていない」
という意思表示にも感じられたんです。

もちろん、一曲の音楽だけで、
壊れた建物や道路を元に戻すことはできません。
失われた命を取り戻すこともできない。
けれど、音楽には、
忘れかけていた人をもう一度振り向かせることができる。
その場所の現状を調べるきっかけになったり、
支援について考えるきっかけになったり、
誰かと話すきっかけになったりする。
大きなことはできなくても、
知ろうとすることはできる。
覚えていることはできる。
そして、必要としている人がいることを、
誰かへ伝えることもできる。
私は、
忘れないことも、支えることの一つ
なんじゃないかなと思います。
同時に、被災した経験のない私が、
その痛みをすべて理解したように語ることはできません。
「気持ちは分かります」と簡単に言うことも、
本当の意味ではできないと思っています。
でも、分からないから関わらないのではなく、
分からないことを自覚したまま、
耳を傾けることはできる。
勝手に答えを決めず、
忘れず、目をそらさず、
その人の言葉を待つことはできる。
それは私がセラピストとして、
人と向き合う時にも大切にしたいことです。
人はつらそうに見える時だけ、
つらいわけではありません。
普通に仕事をして、
周囲と笑って話して、
いつも通りに生活していても、
心の中には、
まだ誰にも話していない出来事や、
簡単には整理できない想いが残っているかもしれない。
そんな時に、外から勝手に
「もう大丈夫だよね」
「いつまでも気にしない方がいい」
「前を向かないと」
と決められることは、
とても苦しいことだと思います。
寄り添うというのは、
相手の気持ちをすべて理解したと言い切ることではなく、
その人がまだ立ち止まっている時に、
無理に歩かせようとしないこと。
そして歩き出そうとした時には、
その人の速さを奪わず、そばにいること。
私は、そういうことなんじゃないかと思っています。

原曲の「REVIVAL」は、
傷ついた場所や心が、もう一度立ち上がるための声。
そしてリミックス版は、
その声を一度きりで終わらせず、
別の人へ、次の人へと手渡していく曲のように感じました。
同じ言葉を繰り返すのではなく、
違う声が、自分の言葉で同じ願いを伝える。
だからこそ、想いは広がり、
時間がたっても消えずに残っていく。
復興という言葉は、
ただ昔と同じ状態へ戻ることではないと思います。
失ったものをなかったことにはできない。
傷が完全に消えるとも限らない。
それでも、その傷や記憶を抱えながら、
新しい日常を一つずつ作っていく。
そして周囲にいる人たちは、
その歩みが終わっていないことを忘れない。
立ち上がる人と、
その人を忘れずにいる人。
その両方がいて、
初めて「REVIVAL」という言葉が前へ進み始めるのかもしれません。
私も、誰かの痛みを簡単に理解したつもりにならず、
その人が抱えているものを急いで終わらせようとせず、
「ここでは無理をしなくてもいい」
と思ってもらえる時間を作りたいです。
話したい日は、言葉にしてもらって。
話したくない日は、静かなままで。
元気に振る舞わなくても、
すぐに答えを見つけなくても大丈夫。
大きな答えを渡すことはできなくても、
少しだけ肩の力を抜ける場所にはなれるかもしれない。
「HINOMARU REVIVAL REMIX」を聴いて、
声をつなぐこと、覚えていること、
そして簡単にそばを離れないことの大切さを考えました。
この曲に込められた願いが、
必要としている場所へ、これからも届き続けますように。
読んでくださって、ありがとうございます。
🌪️ビューン🪶
































































